『バケモノの子』


今日は女房と二人で午後から川崎まで細田守監督『バケモノの子』を見に行く予定がある。

それまでに仕事をひと通り。出る時間になってもなかなか準備ができず、少し焦る。結局20分遅れで出たが、その時間でもちゃんと間に合った。

ひとりぼっちの男の子が主人公。渋谷が舞台。その渋谷の裏側だか別次元にバケモノたちの棲む世界がパラレルに広がっている、という設定。彼らバケモノは日常的に渋谷を徘徊していた。
そんな時にひとりぼっちの男の子とバケモノの一人・熊徹が出会う。男の子は熊徹に九太となづけられ、師匠と弟子、擬似親子の間柄になる。

とても面白かった。舞台になった渋谷の背景が緻密でリアル(全部手書き!)なので、物語世界と現実とが自分のアタマの中で行ったり来たりする。物語の中で子どもが成長して青年になっていく様もまた、ワタシが息子・娘の成長を通じて経験してきたことでもあり、ああ、そういうこともあったかなぁ、などと、想像と虚構と現実を経験が行ったり来たりする。アタマと記憶と感情をあちこち刺激された。

映画のテーマである、親も子も互いに影響しあって成長する、という大きな物語は、親子に限らず先輩・後輩とかいろいろな世界で共通することだろう。今は「面白さがわからない」という人がいたとしても、いずれ年齢を重ねればイヤでも分かってくることなんだと思うね。

今作品を特集したドキュメンタリー番組をいくつか観たが、監督のキャリアの大きなところに「スタジオジブリを受けたが落とされた」ってのがあった。そして、デジモンでの映画制作が認められて『ハウルの動く城』の監督を任されたが完成させることができずに途中で降板した、って過去があったことも知った。
細田監督の過去作は全部観ているし、宮崎駿監督作品も全部観ているが、今作はいろんな意味で集大成的な表現になっていると思う。至る所で宮崎駿作品で観たことのある演出が出てきた。クジラはサマーウォーズでOZの「守り神」だったが、今作では(もののけ姫の)ダイダラボッチ化してたね。渋天街は「千と千尋の神隠し」な雰囲気が濃厚だった。
それだけ監督は「弟子」として大きな影響を受けていたんだと思う。宮崎監督は日本アニメ界の神様のような存在だから当然なんだろうけど。

熊徹とその仲間の声はドハマりでとにかくイイ。役所広司さんの野太い声は相当魅力的だった。大泉洋さんの声でルパンをやってくんないかな、ってちょっと思った。リリー・フランキーさんの声は相変わらず説得力があるなぁ・・・。宮崎あおいさんの声で慣れたころに成長した九太が染谷将太さんに交代した直後はちょっと違和感があったかな。

映画を見終わってからスパゲッティの昼食。そのあと「ブ」へ移動してセドリなど。
6102歩 3.65km 57分 304.1kcal 7.9g
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2015-08-09 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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