ショスタコーヴィチの5番


コンサートの予定がある。

少し早めに起きて仕事。荷造り作業とツイート、ニュースの編集など。朝飯を食べて仕事続行。

開演は14時。赤坂のサントリーホール。出かけたのは11時半。ちょっと早いと思ったけど、昼飯がどうなるかわからなかったので。
最寄り駅が六本木一丁目なので、目黒線・南北線を乗り継いで行ける。平日の昼間はガラガラ。新丸子から座って六本木に着いた。およそ12時。六本木一丁目駅は泉ガーデンタワーと直結しており、昼休みの皆さんがわーっと一斉にオフィスから降りてきた時間。この駅はよく港区坂散歩する時に使うんだけど、いつも日曜日なのでガランとした時しか歩いたことがなかった。普段はこんなに賑やかなのね。食堂はどこもいっぱい。テイクアウトできる洒落たパン屋さんでモッツァレラチーズがたっぷり入った洒落たパンを買い、中庭の洒落たテーブルについた。買ってきたパンを食べながら周りの様子をなんとなく眺めていたが、まあお洒落な人が多いこと。それと、歩いている人の平均年齢が他の地域に比べて10歳くらい若い。皆さんどんなお仕事をしてらっしゃるんだろう・・・。ウチが買ったパン屋さんは人気のお店らしくて、同じように買って昼飯にしている人が結構居た。

アークヒルズへ移動。開場時間になったので中に入る。ずいぶん久しぶりだな。二階席の後ろのほう。映画館で席を予約する時におおよそ選ぶあたり。席はイマドキの映画館の方が広くてゴージャスでゆったりだけど、音楽ホールということで狭くて硬めにしてあるのかもしれない。とにかく足元が狭い。売り切れとあったが、空席があちらにもこちらにも。
開演時間。去年は来れなかったので2年ぶり。構成がちょっと変わっていて、楽器紹介とかあって眠くならずに済んだ。演目はブラームス、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチの5番とあるが、ブラームスとストラヴィンスキーは抜粋なので、全曲演奏してくれたのはショスタコーヴィチの5番だけだった。
でも、ショスタコーヴィチの5番はワタシが特に繰り返し聴いてきた曲なので、いつかどこかで生の演奏を聴いてみたいと思っていた。
かつてTVでこの曲の解説を亀山郁夫さんがしていて、それがとても印象深いものだった。特に第四楽章。主題としてくりかえされる「ソ・ド・レ・ミ」のフレーズはビゼー作曲「カルメン」から巧みに引用され、冒頭はもちろんフィナーレでもトランペットによって高らかに演奏される。ところが「カルメン」の中でこのフレーズに付けられていた歌詞はなんと「信じるな」(!)だった。
ショスタコーヴィチはこの革命20周年を祝う曲の最終楽章で、ストリングスによる「ラ」の音が250回演奏されるなか、(ソ連を)信じるな、と繰り返し唱えたのだった。
やはり生の演奏は迫力が違う。小林研一郎指揮、東京交響楽団の演奏。ホルンが8本唸る大編成。天下のサントリーホールだけに音響がいいからフルート、オーボエ、ハープやチェレスタの音もキレイに輪郭ハッキリと聴こえてくる。第一楽章のフォルテ部分で強演されるパーカッションパート。中盤でスネアがタッタカタッタカ刻んでティンパニがダンドンダンドン叩くところなんてなんだかレトロフューチャーなロボットの兵隊が行進している絵が目に浮かんできた。目を引いたのはここぞという場面で強演されるシロフォン(木琴)。あとはピアノとハープがメロディーじゃなくて「低音を鳴らす楽器」「高音をポーンと鳴らす楽器」としてまるでギターのリフ的なフレーズだけ演奏している様子がなんだかとても新鮮に見えた。音がはっきり聴こえてきたというのが大きいね。
この曲は第四楽章の認知度と評判が突出しているが、ワタシには第一楽章がよかった。ベートーヴェンの第九も第一楽章が好きなんだよなー。出だしの暗い曲が好きってことなのかもしれないが(^^;。
演奏が終わって大拍手。スタンディングしている人も多数。拍手が鳴り止まない。コバケンさん、楽員の皆さんと一緒に座席四方向に深々と礼。とてもイイ演奏会だった。

店に戻って仕事の続き。いつもお買い上げありがとうございます。
4734歩 2.83km 47分 223.9kcal 5.5g

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2015-07-27 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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