お線香


快晴。寒い朝。
ひとつ決めていた事があった。神保町へ行くこと。とにかくこのままじゃいられなかった。
昼過ぎに出て東横線。なんて言ったらいいんだろう。アタマの中をぐるぐるとことばが回っていた。
神保町駅。地上に出ると冬晴れの空があった。ひさしぶりに靖国通りを歩いて玉英堂さんのお店の前へ。でも、いざこの場所に来たらなんとなく気後れしてしまった。なんだかなんの準備もなく来てしまった気がした。こんな状態で行っていいんだろうか。ことばも結局ちゃんとまとめられていなかった。
ためらっていたら声をかけられた。神保町の本屋さんで働いておられる方だった。「私もお線香をあげてきましたから」と背中を押してくださった。すみません。ありがとうございました。思い切ることにした。
息子さんに案内していただき、どうぞと快く迎えてくださり、お仏壇の前に座らせていただいた。お悔やみのことばを言わなきゃって考えていたはずだったが、御遺影が目に入ったらことばが出るよりも先に感情が溢れてきてしまった。
あとはもうグズグズで、奥様から「本当に急なことになってごめんなさいね。でも、来ていただいて喜んでいると思いますよ」なんて・・・。
辞去する前に少しだけ息子さんから様子などを聞いた。落ち着いた口ぶりだったからか、ワタシの気持ちも落ち着いてきたような気がした。
交換会へ行ったけど本を見てもまるで数字が浮かんでこない。さすがに今日は無理かもな、ってわかったので、つとめて無理しないような札を書くだけにしておいた。
店に戻り、気持ちを切り替えるつもりで荷造り作業を再開した。仕事、頑張らないと。
11726歩 7.03km 103分 615.2kcal 20.8g

2014-02-05 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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