上野へ


曇空。今日が昨日だったらなぁ・・・。
お昼すぎに出て息子の見舞いへ。だいぶ元気そうだった。ヒマを持て余してるんじゃないの?こういうとき、たしかにiPhoneは便利だろうね。病院のベッドの上でできるほとんどすべての娯楽をここに詰め込めるんだからたいしたものだ。点滴がとれて七分粥、オムレツ、鶏の照り焼きなども食べているらしいから、退院まであと少しかな。
その足で小杉駅前の天丼屋へ。娘と女房とワタシの3人で食べて、ワタシだけ出かけることにした。行き先は上野の国立博物館。本館の常設展示はまだ一度も見たことなかったし、ここは写真撮影OKらしく、雨が降りそうだしちょうどいいか、と。
本館に入るとドーンと吹き抜けのエントランス。初めて入ったなぁ。何かのホールのような巨大空間。で2階が常設展示。薄暗く抑えられた照明。そんな中、日本の美術が年代を追って展示されている。縄文の火焔土器から始まっていた。そうね、美術だよね。平安の仏像、鎌倉の武具、書画、江戸の衣裳など。
ミュージアム・ショップをぐるりと一回りしてから外に出たら雨が降り始めていた。今度は西洋美術館へ。実はここも初めて入る。昨日と今日は特別に無料で入場できるようだった。よかった。
日本画と西洋画では同じ絵でも全く受ける印象が違う。日本は線画。西洋は面画(なんて言葉はないけど)。輪郭線がある日本画は背景をバッサリ省略することができる。西洋は輪郭線がないためにすべてを色の濃淡で表すことに腐心する。徐々に写実性を重視する方法論に行き付き、まるで写真を見ているかのような印象を与える絵にまで至る。静物画も人物画もまるでカラー写真のような絵になっている。ここがおそらく西洋絵画の一つの頂点だろう。このあと写真技術が発明されると絵の向かう先が大きく変化する。絵画から写実要素が徐々に排除されていくことになる。印象派が登場し、キュビズムが出てきて、ミロの抽象画があって、最後には白絵の具をキャンバスに塗っただけの絵が飾られていた。絵は”進化”の末に描くものを失っていた。
外に出たら真っ暗で雨。上野駅の夜景を少し撮影してから店に戻った。
夕食後は借りてきたDVDで「テルマエ・ロマエ」を見た。阿部寛さんのキャラがいい。古代ローマ人のモブに立っていてもあまり違和感ないのがすごい。前半の”銭湯ショック”の演出が一番面白いが、ジワジワと来るのがエンディング映像。出演した人たちがただ楽しそうに湯に浸かっているだけの映像なんだけど、これを見ると銭湯に行きたくなってくる。
8354歩 5.01km 80分 415.2kcal 10.8g

2012-11-11 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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