今日も交換会へ


曇空。寒い。
今日も交換会へ向かう。車中では昨日の続きで司馬遼太郎「殉死」を読む。
海軍からの要請で旅順要塞の攻略を命じられた第三軍。司令官は軍の統率が役割であり、実際の作戦は参謀が行うことになっていた。この攻略戦で第三軍は大失敗を連続することになる。コンクリートで固く鎧われた近代要塞に対し、脆弱な火砲しか用意していかなかった。そのため、砲弾をいくら打ち込んでもかすり傷ひとつ付けることができず、肉弾による総攻撃も全く無意味で、ロシア軍の機関銃によりおびただしい数の戦死者が出た。参謀は何度失敗しても作戦の変更を考慮することなく、兵と砲弾の補充を要求し続け、勝てないのは充分な砲弾と兵をあてがわれていないからだ、と主張した。
そんな戦況を見るに見かねた児玉源太郎が動く。満州の主戦場を留守にし、旅順へ赴き、乃木司令官から指揮権を引き上げて自ら命令を下した。要塞攻撃は火力の勝負だった。28サンチ榴弾砲を短期間の内に配置し、203高地戦に投入した所、またたく間に占領。そのまま旅順港に停泊する極東艦隊に砲弾を撃ち込み、一気に勝負を決めてしまった。
乃木司令官の名が世界中に知れ渡ったのは水師営に於いてステッセルとの会見の場でのエピソード。敗軍の将として世界中のメディアに報道させることを良しとしなかった乃木希典は、手続きが済んで友人として対等の立場にたってからなら写真撮影に応じると言った。その姿勢をメディアは好意的に世界中に配信した。
たしかに、戦術はまったく不得意だったかもしれないが、精神性の高さがこの話から窺い知れる。
そして、お話は後半の「殉死」へと入っていく。「坂の上の雲」は日露戦争が終わるやいなや、秋山兄弟のその後を描いてすぐに終わってしまっていたが、ちょうどこの小説が後日譚(の一端)を語っている。
入札を終えて昼飯はうどん屋さん。今日は座れた。かけうどんをそのままって頼むと若干ぬるい温度で出してくれる。これくらいがちょうどいい。
店に戻って荷造り作業の続き。いつもお買い上げありがとうございます。
店を閉めてから、娘が塾に、息子がバイトに出る。ワタシは今日の夜に町会の仕事で安全パトロール。ぐるっと町会を一回り。この時間にあいているお店のお客の入りを見てまわることにもなった。
5983保 3.58km 59分 282.8kcal 7.1g

2012-10-25 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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