今日も交換会へ


快晴。暖かい。
朝飯を食べて仕事開始。鋭意荷造り作業。いつもお買い上げありがとうございます。
今日も交換会へ向かう。車中では岡本太郎対談集(再読)。土門拳さんとの写真についての対話はとても面白かった。太郎さんは写真は客観的に撮らなければいけない、と力説する。土門さんは大筋でそれに賛成しながらも、写真にある物理的制約から主観が入らざるをえないことを述べる。例えば、シャッターを切る瞬間は連続できないし、被写体を主観抜きであらゆる角度から写すことも実際には無理。そしていざ写真を発表する際にも写真をセレクトしなければならず、そこにはどうしても主観が入り込む。完全な形での客観はありえない。そりゃそうだ。
とはいえ、これは「べき」論だから、理想を理想として追求することに意味がないとは思わない。写真を芸術と意識して主観的に撮影した写真はその後に見られる写真にならない、と太郎さんは言う。その一方で、ある瞬間を意識せずに偶然撮影した写真には後に人を惹きつけることが多い、と。徹底的に主観を排除せよ、と太郎さんは強く主張している。そうすることで立ち上がるものがある、と。
ここまで読んで思い出したのは森山大道さんと中平卓馬さん。森山さんは北海道で見た明治期の開拓を記録した写真に感銘を受け、中平さんは図鑑のように被写体が写っている写真こそ写真だと主張した。そして、荒木経惟さんは処女作「センチメンタルな旅」の序文で世の中にあふれる嘘写真を否定した。
みなさん目指すべき境地は実は同じなのかもしれない。方法論は違うけれど。
土門さんは言う。「客観至上のそういう写真を撮ると、平凡と言われるよ」。それに対して太郎さん。「言われることなんかどうでもいいじゃないか。」・・・うーん、ロックだなぁ(!)。
入札を終えて昼飯はもりそば。地下鉄で帰ってくる。桜が散ってもはや外は初夏の陽気。
仕事を終えてランニング。走るには今が一番いい季節だ。
12658歩 7.59km 101分 720.0kcal 28.6g
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2011-04-14 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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