二往復


快晴。布団干し。
朝飯を食べながら、勝間和代さんのTVを見る。働く女性のカリスマ。ご本人は苦手なこともあって、その都度壁に当たりました、と笑う。ただ、そこでめげないのが勝間さん。「モチベーションで頑張ろうとすると3日しか続かないので、やらなきゃ居られないところへ自分を押しこむんです」とやり遂げる秘密を語る。仕事を続けていくときに立ちはだかる障害となるものを一つ一つ潰して前に進んでいく勝間さん、といったところだろうか。
MCの藤巻さんは、これって勝間さんじゃなきゃできない仕事、ではないですよね、とTV的に”解説”するが、そもそも19歳で公認会計士の試験をパスするような才女に当てる正当な評価なのかどうか・・・(^^;。そりゃ誰でもしっかり努力すれば勝間さんのようになれます、と言いたい番組の趣旨なんだろうけど、ネ。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昼前に一段落。交換会に出かけた。車中では筒井康隆全集2巻「48億の妄想」。オケ本は読み終わった。
かつて中学生の頃に出会った本だった。同じ時期に筒井康隆の著作はあらかた読んでいる。「霊長類南へ」とともにショックを受けた作品のひとつ。
今日再び読み始めて、内容が古びていないことに驚いた。TVという装置が肥大化し、町中に”アイ”と呼ばれるマイクロカメラが設置され、いつどこでTV中継されるかわからない世の中で日本人は暮らしている、という話。そこで人は”自分がTVに映る”ことを最上の喜びと思っている。TV的演出が人々の価値観の基礎になり、見て面白いものでなければ許されない。それは政治もそうだし、裁判もそうなっている。TV的価値観の向こう側には”48億人の妄想”たる人間のドロドロとした欲望があった。TVという装置はそんな人間の醜い部分を拾い出し、拡大再生産する。・・・そーゆー感じで話は進んでいく。
物語中、漁業問題で日韓関係が悪化し、会議によって事態の収拾が図られることになる。TV映りのいい外相が会議に出席することに決まっていたが、TVカメラの前で道化を演じろとTV側から無理な指示を受けて急死してしまう。その葬儀の場面。TVディレクターの折口は、TV中継が入ったことでお芝居のように大声で泣き叫ぶ参列者の中で一人泣いていない女性を発見して怒り狂う。外相の娘だった。彼女はTVカメラに気が付き、笑った。折口は悲鳴を上げた。
16494歩 9.89km 145分 824.4kcal 32.7g
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2009-09-17 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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