往復


朝は大雨。梅雨らしい。
今日は交換会へ行くことにする。昼頃に出て東横線。車中では今日も「坂の上の雲」の続き。単行本第4巻も中ごろになり、この物語の一つのハイライト「203高地」についての記述。著者は旅順要塞を攻めるために編成された乃木希典率いる第三軍司令部を口をきわめて罵る。戦死者の数が尋常ではない規模になっていた。そこに、満洲戦線から児玉源太郎大将がやってきて、要塞攻撃作戦の方針変更を命令する。
軍隊には統帥権というものがあり、誰によって発せられた命令に隊が従うことになっているか、が厳重に決められている。そういう点から言って、児玉大将の”命令”は本来命令ではなかった、という。このあたりの複雑な経緯が乃木司令官と児玉大将の間の会話として書かれており、最良の方法で児玉大将が統帥権を”借用”した形になっている。児玉臨時参謀長として作戦を立てる、みたいな道はなかったのだろうか、なんて思ったが。
文脈的に、今までは正攻法で要塞に列をなして殺されに行くような攻撃をしていた第三軍が、児玉大将の命令で203高地へ向けて28サンチ砲をぶっ放す作戦に転じた途端にカタをつけた、と書いてある。
司令部には参謀長を始め、砲兵出身の専門家が多く配されていた。専門家は時にその知識ゆえに判断を誤ることがある、と著者・司馬遼太郎は書く。過去を学びすぎると、”今”何をすればいいのか、の判断が保守的になる、という。今を乗り越える能力の第一は、”気合い”なのだそうだ。やっぱり最後は精神論になるんだねぇ・・・。
交換会会場。ワッと溢れんばかりの本。売れそうな本ばかり。よく見ると、同じ本がいくつも出品されていたりして。こういうときは判断に迷う。やっぱり気合いが勝負を決めるんだろうなぁ(^^;。
昼飯を食べて店に戻る。交換会の結果をネットで確かめる。うーん、負けました・・・。気合いが足らないんだね、これは。
オークション出品作業を鋭意。夜はランニング。空は晴れていた。
13379歩 8.02km 107分 722.4kcal 31.5g
290625.jpg

2009-06-25 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

関連記事