1日店


朝からくもり空。気象庁から梅雨入り宣言が出る。
荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
昼飯を食べながら歌舞伎のTV。今日のお題は「東海道四谷怪談」。怪談の定番中の定番。とはいえ、どんな話なのか、これを見るまでちゃんとは知らなかった。
伊右衛門は傘貼りの内職をする貧乏な武士。妻のお岩に子ができたが、産後の肥立ちが悪い。すでにお岩への気持ちが離れかけていた。裕福な武士・伊藤家の娘お梅は伊右衛門を慕っていた。伊藤家の当主はお岩に「血の薬」と偽って面相の崩れる毒を盛る。お岩は騙されて毒を飲み、苦しんで面相も変わってしまう。
事の次第を伊藤家当主から聞かされた伊右衛門はお岩を見限ってお梅と祝言を挙げる。苦しんで死んだお岩は亡霊となって伊右衛門の前に姿を現す。
このシリーズは、解説する時に実際の舞台を流すのだが、伊右衛門役はどうやら松本幸四郎さんだった。お岩役は誰だかわからなかったが、ネットで検索してみたら勘三郎さんだということがわかった。そして、お梅の役をやったのは、なんと市川染五郎さん(!)。平成4年の舞台。親子の共演だったわけだ。
解説の松井今朝子さんは言う。伊右衛門はたしかに悪人だが、悪人になる前はごく普通に何処にでもいるような人だった。それはお岩もそう。ふとした男女の愛憎のもつれから始まり、身の毛もよだつような悲劇へと事態は転回していく。誰にでも起こりうるような事件。誰でもが引き込まれてしまうかもしれない世界。そう観客に思わせる徹底したリアリティの積み上げ。そこに作者・鶴屋南北の凄みがあるのだ、と。なるほど。
舞台が真っ暗でスポットライトが当てられるだけの場面が多く、それだけでも恐ろしい雰囲気。よく見ればお岩のメイクは精巧緻密な施しではないのだが、舞台の演出と勘三郎さんの演技でぐいぐいと引き込まれていく。女房は「これはこわいよー」と感想。日本のホラーは背筋がゾッとする怖さがあるね。息を飲む、というか、声を上げることができない、みたいな。
荷造り作業を終えてオークション出品作業へ移行。いまひとつか。
夕食後、落札品のメール書きを終えてランニング。小雨が降っていた。意外に快適だったりする。
8474歩 5.08km 60分 492.8kcal 21.3g
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2009-06-10 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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