1日店


どんよりとくもり空。店舗定休日。
海の向こう側で新大統領就任式。その就任演説をネットで聴く。演説そのものよりも、それを聴いていた聴衆の態度に感動する。あれだけものすごい数の人が集まっていたにも関わらず、大統領の演説が始まったとたんに水を打ったように静かになった。よほどの切迫感なのだろう。演説を聴いた後にインタビューを受けた青年が感動で「言葉にできない」と話した様子がすべてだ。新大統領の登場を待ち望んでいた人たちの気持ちの深さを感じた。
年末年始に録音して聴いたラジオや、見たTVで昨今の経済状況についてコメントしていた識者の方々の発言。特に印象的だったのは、正月のTV討論だった。9月の金融危機発生後、日本の株価が他国の株価よりも下落幅が大きかったことについて、ある方は「(日本市場の)改革が足りないからだ」と発言した。それにツッコミを入れるべき立場の人は「今回の金融危機の原因をキチンと総括するべきだ」と発言した。残念ながらすでに両者の論点がずれていた。説明不足と犯人探しか。どちらかが外したのかもしれないし、実は原因をまだ把握していないのかもしれなかった。
その1日前に収録されていた別番組がつい先週ポッドキャストで公開され、聴いていたら、日本の株価下落について的確な解説を聴くことができた。
曰く。不良債権は早く手放してしまうことが一番の解決策なのだが、サブプライムローンを含んだ債権(番組中ではインチキ債権と呼んでいた)を売却できる市場は存在しない。損失補てんのために金策を急いでいた投資家たちは、そのインチキ債権を手放すことができず、仕方なく”市場で換金が可能な”国際優良株たる日本企業の株式を売って資金を作るしかなかった。これが日本の株が目立って下落した理由だった。
改革が足りないから日本の株価が下落したわけではなかったのだ(^^;。
経済は昔から、風が吹けば桶屋がもうかる、なんて言われるくらいどうなっているのかわかりづらい。それを分かりやすく説明するのが識者の皆さんのお仕事だと思っていたが、正月のTV討論番組はただただ混乱している様子だけを伝えていたことになってしまった。
状況の的確な把握がなければ適切な対策を打ち出すことができないのは自明の理。
識者の方々でも把握しきれないほどの混乱した状況が現在なのか、とも思う。でも、変革は海の向こうでタイミング良く今日から始まる。反発のキッカケになればいいな、と思う。
夜になって雨。
898歩 0.53km 9分 41.9kcal 1.0g
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2009-01-21 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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