二往復


朝から快晴。今シーズン一番の寒さらしい。
朝飯を食べて仕事開始。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。昼過ぎに出て神保町へ向かう。車中では先週つい手に取って読み始めた「竜馬がゆく」の続き。面白いので続けて読んでしまっている。
北辰一刀流、大千葉先生の話したとされる寓話に感心する。サトリ、という異獣の話。キコリが斧で木を伐っているとサトリが現れる。キコリはあまりの珍しさに(生け捕ってやろう)と思った。そのとき、サトリは「そのほう、今わしを生け捕ろうと思ったであろう」と言う。サトリにはキコリの考えたことがすべてわかるのだ。キコリが(それなら斧で打ち殺してしまおうか)と考えれば、すかさずサトリが「いま、打ち殺してしまおうと考えたであろう」と言う。キコリはばかばかしくなって(致し方なし。相手にならずに木を伐っていよう)と思えば、「そのほう、いま、致し方なし、木を伐っていようと思ったであろう」と言い当てられる。キコリがかまわず木を伐っていたとき、斧の頭が柄からスッポリ抜けてサトリめがけて飛んだ。無心に飛んだその斧はサトリの頭を砕いてしまい、異獣はそのまま死んでしまった。
これが剣術でいう無想剣の極意だという。その対極が心妙剣といい、自分が相手に加えようとする攻撃をことごとく外さない達人で、剣の巧者と定義できる。サトリという異獣はこの心妙剣の譬えだった。無想剣はこの場合、斧の頭ということになる。これが剣において最高の境地、とされているらしい。一切計略なしの境地こそ最強の証。剣とはとても精神性の高いものなんだな、と思った。
靖国通りに雪だるま。先週の清算をしてから入札。実は今週初めに仕入れがあったため、今日は来ないつもりだったのだけど、先週オヤジが買った品物にちょっとしたナニがあったため、オヤジの代わりに来ていた(^^;。
昼飯はいつもの讃岐うどん。たねものが再値上げ。食べ終わって外に出ると、通りをはさんで向かいのビルで足場組みのバケツリレー。
渋谷でBカメラに寄り、先週出したフィルムの回収。ついでにトライXを10本買う。
クルマで落札品を引き取りに往復している間に日が暮れた。
14034歩 8.41km 113分 752.6kcal 30.2g
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2009-01-16 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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