往復


朝から暑い。
在庫がなくなってしまったので、今日は仕入れに出ようと思う。
早めに荷造り作業を終わらせて東横線に乗った。なんだかずいぶん久しぶりな気がする。車中ではいつものように「坂の上の雲」を読む。
この小説の執拗さは、日本軍側の事情だけでなく、露西亜軍の事情も詳細に書き込んでいることに現われている。日本海軍は陸軍による旅順攻略の末、旅順艦隊の全滅を確認したのち、破損した艦をすかさずドック入りさせた。これから大回航されてくるバルチック艦隊を迎え撃つためだった。
日本側から見れば大変な脅威に思っていたバルチック艦隊だが、極東への回航という作戦は当時としては無謀としか言いようのない行動だった、という。大小、新旧合わせて戦艦が45隻もある大艦隊。回航するための石炭・食糧の調達など、ただ航海するだけでも空前の大作戦だった。やっと到着したその上で、速力を武器とする日本の東郷艦隊と海戦をしなければならないとなれば、乗組員の気持ちはいかばかりか。まるで死地へ赴くための航海だった、というニュアンスで司馬遼太郎は書いている。ただ行けばいいってものでないことはよくわかる。
航海の途中でロシア国内は革命前夜ともいえる状況となり、旅順陥落の状況とあいまってマダガスカル島で2ヶ月間も艦隊の進退について本国政府からの指示を待った。旅順艦隊とのセットで東郷艦隊を圧倒するという当初の計画はすでに崩れていた。南半球は真夏だった。高温多湿の気候にあたり、病に倒れる者が続出したという。この2か月の間に東郷艦隊は体制を立て直し、艦の整備修理も完了する。陸軍は奉天でクロパトキンとの最後の大会戦の策を練りに練っていた。海軍もまた鎮海湾でバルチック艦隊を迎え撃つ準備を整えつつあった。
地下鉄を降りて靖国通り。暑い(^^;。逃げ込むように古書会館へ。入札を終えて昼飯。食べたらすぐに地下鉄に乗った。今日は散歩している場合じゃない。
途中渋谷で現像フィルムを受け取ってその足で釣具屋へ。かなり久し振り。消耗品などを買う。
店に戻って荷造り作業。オークション出品作業はほとんどできず。夜になっても気温が下がらず。
5394歩 3.23km 51分 248.9kcal 6.2g
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2008-07-24 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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