少女マンガパワー!~昔の暮らし・今の暮らし


朝から快晴。今日も風強し。
クルマで遠出をしたいな、と思わないでもなかったが、女房が行きたいとリクエストした「少女マンガパワー!」展を見に等々力まで出かけることにした。
昼少し前に出て徒歩で等々力まで。風がものすごく強くて目が半開きになり、半身の態勢で少しづつ進む(^^;
娘のたっての希望で緑地前にある100円回転寿司に入った。意外とガラガラ。まあその理由はあとでいわしを食べたときにわかるんだけど。ま、あまり書くと○○だろうからこの辺で。でも、いわしだけはやめときなー。
市民ミュージアム到着。展示されている作家は23人。「リスト見るとさ、3人以外は全部知ってるんだよねぇ」と女房。さすが元文学少女だね(^^;。とはいえ、ワタシでも知っている方は多い。展示の冒頭はマンガの神様手塚治虫だった。続いて松本零士、石ノ森章太郎、ちばてつや、とワタシでも知っている作家が続く。水野英子という方はワタシは存じなかったが、少女マンガの先駆的存在なのだそうだ。この展覧会のポスターにもなっている絵はこの方のもの。初期(1950年代)から最近作まで絵が展示されていたが、そのタッチの変遷がものすごい。大きく真っ黒な目の中心に大きく堂々と十字の白いアイキャッチが入っていて、こ、これがカワイイ女の子の瞳の表現なのか・・・とただただ驚いた。人の”カワイイ”という概念は年(歳?)とともに変化していくもののようだ。興味深いことだと思った。
娘は展示されている原稿や表紙原画には興味がないようで、会場中心に据えられた臨時”少女マンガ図書館”から1冊選んで読みふけっていた。それずいぶん分厚いね。何読んでたの?「これ?」と見せられたのは松本零士の少女マンガだった。
場内はさすがに女性の姿が多かったが、男性が一人で、という方も意外に多く、たしかに”少女マンガ”として描かれているもののワタシも繰り返し読んだ「ガラスの仮面」や「日出処の天子」を女子だけのものにしてほしくはないね。
隣の会場で開催中の「写真ゲーム」も見た。写真におけるゲーム的要素が現代写真の先端に多様な形で現われている、と説明にある。確かに展示を見ていくと写真にはそれぞれ作家による仕掛けが施されていて、それが表現になっていたりする。まじまじと見つめてしまったのは北野謙という方の作品群。日の出から日没までシャッターを開けて定着した風景。朝とも昼とも夕方とも云えるような空の下で、影だけになった人間が蠢いていた。
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企画展示室2で開催している「昔のくらし・今のくらし」展は、ちょうど娘の授業で受けている内容に対応しているのだという。
「写真ゲーム」展を見終わってから行ってみた。大昔(縄文時代)からついこの間使っていた道具まで、きれいに並べて解説のカードが付いている。ちょうど学芸員さんの解説が始まるというので、説明を聴くことにした。
昭和30年代になってTVに代表される電化製品が本格的に普及を始めるが、それまでの日本人の生活は今とはまったく違っていた。基本的にはかなりエコだったと云えるだろう。水道がないので水は汲みに行くもの。下水道がないので汲み取り(肥料化)なこと。酒屋はすべて量り売りでとっくりを貸し出していたこと。冷蔵庫も氷を入れて冷やすものだった。燃料は炭か薪。明かりも電気が来ていなければロウソクの行燈しかない。
電化製品が普及し、燃料も石油に置き換わった。スイッチひとつでなんでも出来るようになった分だけエネルギーが必要になった。
展示で印象的だったのは、たとえば煮炊きに使う道具の果たす機能は縄文時代からほとんど変わっていないということ。鍋を火にかけて加熱するための道具は最後には電化されたが、たとえば炊飯ジャーを見ても米を炊くという機能そのものは変わっていない。人間の生活に必要な仕事を電気仕掛けに”置き換えた”のが電化の基本的な姿だ。
電化が進むと、ラジオ、TV、ワープロ、パソコン、と”人間生活”とは直接関係ないものが次々に登場する。これらの道具が人間の目の前に現われてまだ100年ほどしか経っていない。その割には、これらが今目の前から姿を消したとしたら、現代人は1日を過ごせなくなってしまっていないだろうか・・・。
展示の最後にダイヤル式の黒電話を実際に操作する体験があったり、白黒TVのスイッチを入れたりして楽しませてもらった。今の電話はダイヤルを回すこともないし、TVのチャンネルも回さない。我々昭和世代にはアタリマエだったことも、平成人には大昔のことに思えるんだろうなぁ・・・(^^;。
白黒画面で見ると、今の番組なのに50年前の番組が映っているような錯覚を起こした。
店に戻ったのは17時過ぎ。夕食を食べてから雪谷までランニング。風が強くて寒かった(^^;。
15710歩 9.42km 133分 804.4kcal 23.7g
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2008-02-24 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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