アール・デコの館


日本のアール・デコと言えば、旧朝香宮邸にとどめをさす。
目黒にある東京都庭園美術館のことだ。昨日今日明日の三日間、館内を写真撮影自由のイベント開催と聞き、寒空の中出掛けることにした。目黒駅から徒歩5分ほど。白金の入口に建つ白亜の豪邸だ。
およそ毎年1回、建物自体を公開する展示を行っていたような気がするが、写真撮影については許可されていなかった。混雑するんじゃないか、という予想は当たり、入口にあるガラスのレリーフ(ルネ・ラリック制作)前から写真撮影する人で大混雑(^^;。まあ、ワタシもその中の一人なんですが・・・。
何年ぶりだろうか。過去に2度ほど来たことがある。大広間にある香水塔の形にほれぼれする。いままで公開されていなかった場所が修復されて、今回初めて公開、という部屋もある。小客室とウィンターガーデンだ。アンリ・ラパンによる壁画や内装デザインは全盛期のアール・デコそのもの。たくさんのお客を集めるだけのことはある。2階は部屋が細かく仕切られており、それぞれの部屋のランプシェードがいちいち凝った造形で、見上げる楽しみがある。
今回初公開のウィンターガーデンは、いわゆる温室ということで、3階にあるそれほど大きくない空間だった。白と黒のタイルが敷かれた市松模様が特徴。
目黒駅の駅ビルにある食堂でパスタを食べてから、地下鉄に乗った。麻布十番駅で降りて六本木へ向かう。ヒルズにある森美術館でアート展が開催中だった。女房と娘は初めて上がる展望台。高い天井から足元までガラス張り。その先に見える東京の風景は、普段新宿からしか見ていなかっただけに目新しかったようだ。美術館入りが少々遅れ、アート展を見始めたらこれまた面白くてついつい時を過ごしてしまった(^^;。
見ていて、うーん、と唸ってしまったのは、中西信洋という人の作品で、ポジフィルムを何枚も重ねてその中に立体を造ってしまったもの。楽しかったのは立石大河亞という人の富士山。
この作品たちは制作されるにあたって作者はどれだけの時間をかけたんだろうか・・・。
どの作品にも共通して感じたのは、アーティストって自分の信じた方向性に対して突き進んでゆく勇気を持っているなぁ、ということ。まずは作者自身が満足できる作品でなければ世に出ることもない。おそらく誰よりも作品に対してうるさい作者自らが満足できるような作品が完成するまでの闘いは長かろう・・・。
外に出たらもう真っ暗だった。
14497歩 8.69km 129分 778.5kcal 24.5g
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2008-01-13 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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