往復


朝起きて曇り空。午後から雨の予報も出ている。
朝飯を食べながら「HERO」の続き。見終わって荷造り作業を数件済ませてから神保町へ出る。先週出品した本の清算をするためだ。残念ながら入札はオヤジから止められている(^^;。
行き帰りの車中では「竜馬がゆく」の続き。2巻の終わりから3巻のはじめ。いよいよ竜馬は土佐藩を脱藩することになる。幕末維新の物語を読むと、よく「脱藩浪人」という言葉が出てくる。脱藩されたときの対応は各藩によって多少の違いはあれど、土佐藩の場合には脱藩者の親類縁者にまで閉門などの処分を課すという。家にとっては一大事なのだ。そんな時代にもかかわらず、姉の乙女は「私が男だったら脱藩しています」とまで言い、世の中へ出て天下のために大きな仕事がしたいと決心しながらも脱藩するかどうか悩む竜馬の背中を押す。乙女は嫁ぎ先と離縁する覚悟だった。
司馬遼太郎の語り口は簡潔明瞭。ほかの時代小説と少し違うのは、筆者から見た現代的視点が随所で差し挟まれること。登場人物たちをその時代に置いてセリフを語らせながら、作者は現代から見た歴史的(といっていいかどうか)評価を下している。この形式がいわゆる「司馬史観」と云われるものだと思うが、研究書と小説の境目をあいまいにすることになるだろうから歴史学者から見れば賛否両論あるだろうね。
ちゃんと言えば、基本的に創作であるこの小説で描かれた竜馬像があたかも正式な姿として世の中にイメージされているんじゃなかろうか、ということ。
清算を済ませてから讃岐うどんの昼飯。12時前に滑り込んだのですぐにありつけた。食べ終わって外に出ると、昼休みの混雑で界隈はごった返していた。
途中渋谷のBカメラに寄ってビデオカセットを買い、先週撮影したフィルムを現像に出す。すぐ東横線に乗って竜馬の続きをむさぼり読んだ。
店に戻ってから仕事開始。荷造り作業と出品作業を並行して行う。夕食をはさんで作業を続行する。
いつの間にか外は雨。ランニングは中止。
4134歩 2.47km 38分 212.9kcal 5.0g
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2007-10-19 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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