古書月報


朝から晴れ。
荷造り作業をしていたら「古書月報」が届いた。東京古書組合発行の冊子で、言ってみれば古本屋さんの書いた古本屋さん向けの読み物集。毎回楽しみに読んでいる。一般の方は読めません。前回、今回とインターネットについて特集されている。読むと、皆さんそれぞれ格闘されている様子が伝わってくる。力作揃いですね。
ワタシも2年前に神奈川組合で理事をしていたころ、発行を義務付けられていた古書ニュースの紙面を埋める意味でネットについて6回分書いた。あの頃何を書いたかなんてもう覚えていないが、それは覚えていても仕方ないからだ。状況はどんどん変化している。
ワタシの売り場をネット上に決めた時、それまで経験した古書に関する知識は一旦無かったことにしよう、と決めた。ユーザーの意思ひとつでネット上の世界は極小のタコ壺から極大まで大きさを変える。ユーザーの数だけ世界がある。そんな世界では生半可な知識はむしろ自分を固定化するだけ邪魔なものだった。
岩波茂雄が発明した正札販売にまず疑問を持った。ネットにはネット上の常識と価値観があり、常に変化していた。そういう中では価格を固定する方法はそぐわない。そんな風に思っていたら、値引きとは違う方法で変化を体現できる方法がネット上にはあった。・・・あえて書かないが・・・。それに賭けてみることにした。
実は価格が変化するなんて、日常どこでも接している概念だ。スーパーに行けばタイムサービス。売れ残りを少なくしようと閉店間際には100円引きシール。今日中に一旦棚を空にすれば明日はまたまったく新しい商品を並べられる。
八百屋さんも魚屋さんも市場で旬のものを仕入れてその日に売り切る。そんな本屋がワタシの理想なんです。と、あるご同業に話したことがある。その方は少し怒ったような表情でワタシに言った。「本と大根を一緒にするの?」ワタシは商品という意味では何も変わらないと思っていたが黙るしかなかった。本を買う人が大根を買わないとは思わない。
発想も価格も固定しない。それがネットだと思う。何も決まったことがないと不安? それはリアル世界も同じです。決まったことなど何もない。そもそもリアルの反映がネットですからね。ネットが混沌ならリアルはさらに混沌しているはずです。いえいえ、見えてないだけでしょ。
大股で雪谷を往復する。大汗をかいた。座ったら全身から大汗。腿がガクガクする(^^;。これ、キキますゼ。
6249歩 4.05km 58分 330.9kcal 8.9g
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2007-06-12 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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