往復


快晴。今日も朝は寒い。
朝飯を食べながら「見ておきたい」という女房のリクエストで「時をかける少女」を再び見る。朝からむずがゆくなったり懐かしさに浸ったり(^^;。
仕事を一渡り済ませてから、昼過ぎに交換会へ向かう。車内で佐々木俊尚著「次世代ウェブ」を読み込む。行き帰りでほぼ読み終えた。現在のネット状況がどうなっているのか、が解説されていて、象徴的なキーワードがいくつか埋め込まれている。まずは「検索」。ほか「無料」「収益」、そして「ソーシャル」となろうか。
検索に関してはいかにグーグルが優れているか、が述べられている一方で、グーグルの限界についても語られている。それは、進んだ方法とされている”検索の履歴を元にして結果に反映させるグーグルのパーソナライズ機能”が、常にリアル世界からの刺激や影響を受けている個人の志向や嗜好を検索ごとに最適に機能することは難しい、ということ。たとえば、趣味がバス釣りの人が普段釣り関係での履歴がたまっていると、突然バス旅行へ行こうと思って検索をかけるとうまくいかない、など。
「無料」と「収益」は表裏一体。ITベンチャーは日々ネット上での無料サービスをユーザーに提供しながらも収益を上げることができるビジネスモデルを考えなければならないらしい。となればどうしても広告ということに行きついてしまう。
「ソーシャル」とはSNSについてだが、この場合重要なのは日記機能ではなく、同じ志向を持った人が集まっている母集団を指す。人を集めることで収益が発生するのはネットビジネスではよく見られること。ただ、その母集団がどんどん増え続けていくと、ソーシャル内の意見は多様化する一方で、”希薄化”する危険も孕みはじめるという。今後はそのソーシャルをうまく組み合わせたビジネスモデルが立ち上がり、グーグルを超える存在が生まれるはずだ、と著者は言う。
・・・でも一歩下がって考えると、そこまでリアル世界を差し置いてネット世界で成功しなければならないのか?と思う。
日本版検索エンジンについての解説は読んでいて恐ろしくなった。これは、リアル世界各所で日々発生する現象すべてをデジタルデータ化して解析できるようにする、というコンセプトらしい。それはいずれネット上にリアル世界をもう一つ並行成立させるという考えになるだろう。リアルは、人間の意思はどうなってしまうのだろうか。
技術の進歩は確実に人間を疎外する。行きすぎなければ良いが、と思った。
6496歩 4.22km 58分 374.9kcal 9.0g
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2007-03-08 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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