二往復


晴れ。
金曜日は交換会へ行く予定有。昼過ぎに出て東横線。車中読む本は「人類と建築の歴史」藤森照信著。建築の入門書という位置づけの本だが、建築の様式などが語られている本ではない。建築とはいかにして生まれ、発達したのかが人間の歴史とともに書かれている。原初の建築は世界中各所で柱を1本突き立てることから始まっている。地母信仰と太陽信仰という二つの考え方。原初的宗教と建築はとても深く結び付いており、その後も宗教と建築はほぼ一体のものとして発達を始める。
夢中になって読んでいるうちに神保町へ到着。入札を済ませたころ、今週もお昼ごはんに呼ばれた。近くの中華でおいしく頂いた。そのままいったん店に戻る。お茶を飲んでから再びクルマに乗って神保町を目指す。全体的に道はすいていて、往復2時間程度で済んだ。昨日と今日落札した荷物を引き取ってきた。
近所のビデオ屋さんが半額セール中。「新入荷」と書いてあった「時をかける少女」をつい借りてきた。アニメじゃありませんよ。原田知世主演・大林宣彦監督作品です。この映画が一時好きで、名画座にかかっている時わざわざ見に行った覚えもある。かれこれ20年前のことになるんだなぁ。
夕食後、仕事を全部終えてから見始めた。・・・改めて見てすごい演技だった・・・。筒井康隆の原作がそうだったからかもしれないが、セリフが芝居掛かっていることもあり、演技に慣れていない知世さんの感じが見ていて正直むずがゆい(^^;。それでも、いや、それも含めたこの映画の雰囲気は、好きで見ていたあの頃の自分を思い出させてくれるのか、途中で止めてしまう気にならなかった。それにしても、歳をとったんだなぁ・・・自分(^^;。
映画後半のクライマックスシーン。土曜日の実験室へ時をかける所。ストップモーションでパラパラと風景が流れていく絵。確かに時間を遡っているように感じられ、別にCGがなくてもちゃんとこちらに伝わってくる。思い出を飲み込む時間の波。確かにあの時あの場所に自分は居たはずなのに、時間の波間の向こう側にあって決して手は届かない。そういう時間のしたたかさをぶつけられた気がして、何度見ても心を揺さぶられる。クライマックスなのに淡々とバックで流れるピアノとストリングスもいい。もうこういう映画は作れないんじゃないかしら。
一度だけ行ったことのある尾道を思い出した。
7405歩 4.80km 67分 414.2kcal 10.4g
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2007-03-02 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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