二往復


晴れている。
今日は明古。朝飯を食べながら「拝啓、父上様」を見る。面白い。なんていうか、なんでもない日常を丹念に描いているところがいい。今ある日常は淡々と過ぎていくようでいて、実は決して同じ場所には居られないということ。過ぎ去った時間。抱えてしまった出来事。今日は昨日の続きでありながら同じものにはならず、明日はもちろん今日と同じわけがない。そんな物語を見ていて感じさせてくれる。すべては日常から始まり日常に収まってしまう。だから安心もできるし、どうしようもなく恐怖するのだと思う。明日は死ぬまでやってくる。
出かける前に荷造り作業。昨夜のうちに過去のメールを移したので、もうVISTA機で仕事をするようにしている。プリンターをはじめとする周辺機器が繋がらないし、DVDも思うように再生できないが、いずれ対応してくれるようだし、せっかく新調したPCなんだから気分よく使ってやるのが一番だ。ひとわたり終わらせてから東横線に乗った。車内はすいていたがなんだか暑い。車内が暑いというよりも気温が高いのかもしれない。
古書会館。今日は2フロアを使っていた。入札に来ている人がなんだか多いなぁ。今日も高くなりそうだ。
入札を終えて昼飯を食べに錦華通り。今日も讃岐うどん。かけに丸天を載せた。おしながきに丸天は香川のてんぷらと書いてあるけど、イメージとしてはおでんだねのねりものに近い。うまかった。食べている最中に何度かブレーカーが落ちた。ざわついていた店内が一瞬のうちに静寂空間となる。お店の人はバツが悪そうに復旧を期す。不思議なものでうどんの味さえ変わってしまう感じがした(^^;。
本屋に入って棚を見ていたら実相寺監督の書いたウルトラシリーズを回顧する本が目に入った。2冊でシリーズになっていたが、そのうちの東京の風景とウルトラマンについて書かれた方を買った。
ワタシが生まれたころにはすでにウルトラマンとウルトラセブンは制作されていた。かれこれ40年以上前に作られたヒーローが今でも愛されていることについて、監督はその理由の一つにウルトラマンに取って代わるヒーローが出現しなかったことを挙げる。この40年の間に一番変わってしまったこと、それは東京の風景だった。高層ビルが立ち並ぶ風景。怪獣と戦うウルトラマンをビルとビルの間からチラチラ見えるのがリアルという状況になってしまっては情景を想像しにくい、ということのようだ。面白い。引き続き読んでいきたい。
店に戻って荷造り作業を少ししてから再び神保町へクルマで向かう。道中はガラガラ。1時間足らずで到着し、昨日落札した分と一緒に荷物を引き取る。帰り道の途中、五反田の入札会にも寄った。
7109歩 4.61km 64分 405.1kcal 10.5g
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2007-02-09 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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