球体写真二元論 細江英公の世界展


恵比寿にある東京都写真美術館で開催中の「球体写真二元論 細江英公の世界」展を見に出かけることにした。
息子は部活。女房と娘は渋谷の児童会館へ出かけた。ワタシは昼ごろまで仕事で忙しかった。例によって目黒駅から歩く。北風がものすごい勢いで吹いている。10分ほどでガーデンプレイスに到着した。写真展を見る前に昼飯を、と思い、ビヤホールへ入る。中ジョッキにランチのハンバーグ、それにハーフサイズのアイスバインをとった。店内はガラガラだった。
写真美術館は今回が二度目。まず3階展示室の「光と影」展を見る。静物を撮影した原点のような写真から、石元泰博氏の原色に分解された写真、森山大道氏の「光と影」の写真まで。絵筆を使わずにイメージを紙の上に展開する写真という手法。ほか、写真とは光と影を使ったいろいろな表現方法がある、という趣旨の展示だったのではないか、と思う。
2階展示室が細江英公写真展。「おとこと女」「薔薇刑」「鎌鼬」「土方巽舞踏大観かさぶたとキャラメル」「ガウディの宇宙」「ルナ・ロッサ」「胡蝶の夢 舞踏家・大野一雄」から作品が抜粋されていた。中でも目を引くのはやはり「薔薇刑」の写真群。冒頭、褌姿で立つ三島氏の写真はザラっとした荒れたトーンで描かれている。その一方で薔薇の花を口許に寄せてクワっと目を見開きカメラを凝視するドアップの三島氏は、見ているだけなのにヌルッとした感触を覚えるほど生々しい。「おとこと女」などで見せる細江氏の肉体をフォルムとして抽象化する表現は、この薔薇刑ではさらに映像としての抽象化にまで表現が進められているように感じる。
「鎌鼬」は舞踏家土方巽氏と「土着」をテーマに取り組んだ作品。鎌鼬は大人には見えない。見えないが”そこに居るもの”だ。団地を駆け、田んぼを駆け、子供たちの前で跳ぶ。土方氏の不気味な存在感は、まさに”そこに居るもの”として写真の中にあった。ちなみに、今回会場に展示されている写真は、1968年当時銀座ニコンサロンで開催された「とてつもなく悲劇的な喜劇」展で使用されたものだそうだ。他のブースとは違って作品がかなり大きくて迫力があった。
そういえば先日見た荒木さんの写真展ではキヤノンで出力したものが展示されていたが、今回はさすが写真美術館だけにオリジナルプリントが使われていた。ミュージアムショップで図録を買って出た。
そのまま恵比寿から渋谷まで散歩し、撮影したフィルムをBカメラに出した。
8501歩 7.64km 80分 471.2kcal 12.0g
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2007-01-07 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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