横浜往復とU.B.C.トークショー


朝、クルマで反町へ向かう。
昨日開催された良書市会の荷物を引き取りに行く為だ。入札したあれとあれはどうなったかなぁ。ラジオを聴きながらも道中はそんなことばかり。
到着。すでに何人もの組合員さんがいらっしゃっていた。ええとウチの品物はどこかいな。あ。あったありました。ええー!?ものすごい大山になっていた(^^;。
ヌキを見ると3枚でほぼ三桁万円のお買物だった。量はワタシが入札したものよりもオヤジか書いた札の方が断然多い。やりやがったな、オヤジ・・・(^^;。カーゴで3回積み出して荷台に積み上げればクルマはシャコタン。慎重に安全運転で帰って来た。
店に降ろしたら店の通路半分が完全に潰れてしまった。肝心のあの本とあの本も無事落札していた。良かった(^^)。
なんとなく気分も上がってくる。昼飯を食べてから、よし!仕事開始だ。
午後一杯仕事。18時に出て東京古書会館へ向かう。U.B.C.の最終日。トークショー見学のためだ。出演は写真家尾仲浩二氏、編集者大田通貴氏、画家林哲夫氏の3人。まずは尾仲氏の作品である「トーキョー・キャンディーボックス」と「MATATABI」のスライドショーが上映され、もっぱら林氏の司会進行というかたちでトークは進んでいく。
尾仲氏は大田氏と組んで何冊も写真集を出しているが、お二人のキーマンとして森山大道氏が話に出てくる。
森山氏は尾仲氏の通っていた写真学校の講師だった。また、イメージショップ・CAMPの同人としても親交があった。大田氏は70年代当時写真雑誌に連載を持っていた森山氏の写真に感銘したと語る。最初に刊行した深瀬昌久氏の写真集「鴉」に続いて、森山氏の写真集を編集・刊行した。
写真集というのは基本的には売れないものらしい(^^;。一番売れた本でも3000冊。1500冊売れてやっと儲けが出るというくらいなのだが、その冊数が売れるまでにそもそも10年とか15年くらいかかる本もあるとか・・・。いい仕事をしたとしてもそれが売れ行きに直結する世界とは言いがたい。
尾仲氏はずっとフリーランスの写真家として過ごしていらしたが、写真の仕事というのはなかなか無くて、大道具の仕事や運動会の撮影などのバイトをしながら写真家として通してきた、と語る。それでもやりたいことをやり続けるためには必要だった、とサラリと流された。
基本的にデジタルカメラは使っていない、と尾仲氏。印刷屋の印刷機がデジタルにまだ対応していない、と大田氏。尾仲氏は写真集が作品を発表する最終形態だ、と述べる。「暗室が好きなんで」とデジタルが伸びて印画紙がどんどん減っている状況を心配されていた。
こういうトークショーを見たのは初めてだったがとても興味深い内容で良かった。
トークショーがはねてからKさんと近所の居酒屋へ。その後場所を移して終電まで。
帰りは田園都市線の高津駅で降りて深夜バスに乗った。酔っ払った状態でクルマに乗ると風景が微妙に揺れて面白かった。途中のバス停で降りて深夜の散歩。ちょうどDSを持っていたからスナップして歩く。確かにデジタルは夜の風景を撮るのに向いている。銀塩では写らないトロトロの光で浮かび上がるオブジェクト。誰も居ない深夜の路上は、酔っ払いにとって写欲全開の楽しい空間だった。
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2006-10-17 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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