往復


台風一過の青空。
朝飯を食べてから荷造り作業を一通り終え、今日は交換会へ行くことにした。「え?」と女房あわてる。「あ。そうか今日は木曜日か。」と。来週は交換会もないので今週のうちに仕入れておく必要があった。皆さんがお休みなさっている間に仕事をするのが商売人であります(^^;。
車中で読む本は今日も「博覧会の政治学」の続き。世界博の話は一段落して、日本国内の博覧会について。上野で開催された内国勧業博覧会は、江戸時代の見世物興行とは一線を画す会として政府肝いりで開催の運びとなった。曰く、日本における工業製品を集めることで、生産している者と必要としている者を直接結びつけ、新しい仕事を生んでいく、という目論見だった。そのため、どちらかといえば伝統工芸的なものや、骨董的な珍しいものは陳列から外す方針だった。
ところが、回を重ねるごとに、見世物的要素を排するどころか、大正時代になるとむしろ人寄せ的要素を増やす傾向が見て取れるという。回転木馬(メリーゴーランド)が最初に登場したのも勧業博覧会に於いてだった。
これについて、著者は勧業博覧会が時代を経るごとに日本の経済発展に伴って趣旨と性格が変化していったと述べる。つまり、日本が豊かになり、消費社会が成立してきたことを端的に表している、というのだ。
日本にも勧工場時代を経て百貨店が現れる。呉服店の業態を百貨店に変化させたというが、この仕組みに人々は飛びついた。政府主導の博覧会よりも、百貨店、鉄道会社、新聞社などの民間が次々に生活に密着した展覧会を開いて、人々のライフスタイルを規定していく。消費社会はそうして徐々に深化していった。
交換会で一通り入札を済ませてから、道を渡ってカレー屋さんで昼飯。食べ終わってすぐに店に戻った。荷造り作業を済ませてからオークション出品作業を始める。先週は家族旅行で何も出していないからちょっとがんばるつもり。
夕食は鶏南蛮とそうめん。また急に暑くなったから酢を効かせた献立はうれしい(^^)。サッパリと頂いた。
260810.jpg

2006-08-10 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

関連記事