お台場へ


台風一過の青空!とはならず、天気予報に反してどんよりと曇。
昨日の夜に女房と相談して、今日はお台場の日本科学未来館へ行こうということになっていた。開館してからまだ一度も行ったことが無かった。
少し遅めに起きた朝。晴れたらお弁当にしようと思って炊いたご飯をおにぎりにしてもらい、朝飯。おかずに焼いてくれた玉子焼がうまい。
お昼前に出かける。目黒線で大岡山。大井町線で大井町。地下にホームのあるりんかい線に乗った。JRの大崎駅から直通で新木場までを結ぶこの鉄道はどちらかといえばJR系。使っている車両も券売機も自動改札機もSuicaが使えるなど、結構あからさま。そのためか、単純にJR線と間違える人が多いのか、あちこちに「ここはりんかい線大井町駅です」と大きく書いた張り紙があった。
最近開通する地下鉄に共通の深地下にホームがある。エスカレーターを乗り継ぎながら子供たちは「まだ降りるの?」と言う。やはり普通の感覚を持っていれば深すぎると感じるのは止むを得まい。
品川、天王洲、東京テレポート。地上に上がって久しぶりに台場を歩く。さて、ここはどこかしら(^^;。
地図を見ると船の科学館の方向だ。曇空を歩き出す。広大な空き地にコンテナが積み上がっている。よく見るとイベントだった。コンテナー・グラウンドと書いてある。デザイナー・ウィーク・イベントの一環のようだ。コンテナのひとつひとつでディスプレイが完結しているらしい。遠目でわかるのはそのくらい。有料なのに結構人を集めていた。なかなか。
国際交流会館のとなりに日本科学未来館があった。初めてなので勝手がわからない。入場券を買おうと券売機。シアターの予約は終わりましたと張り紙がある。どうやら映像シアターで見せる展示が売りのようだ。こういうのは朝一番に来ないとダメなんだろうなぁ。
早速1階の展示を見る。全館吹き抜けの構造になっていて、ガラスの外壁で覆われている。シンボルのダイオードで出来たでっかい地球儀を見上げる。子供たちも興味があるようだ。博物館といっても昔じゃ考えられないような大きな展示をこうしてあっけなく実現されているとため息が出るなぁ・・・。今の子供たちはこれがアタリマエになっているとしたら、彼らが大人になったときに何を夢見て何を作り出すのだろう。そんなことを考えた。
アタマを使うとお腹が減る(^^;。ええと、食堂はどこかいな。
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ガイドを見ると1階のハンバーガー屋と5階のカフェ。レストランは7階にあるらしい。
ハンバーガー屋さんは行列の満員(^^;。時計を見たら14時。おやつの時間かな。食べようとして食べられないと判ると娘は急に「おなかへったー。もうぺーこぺこ!」と言い出す(^^;。極端なヤツだなぁ。じゃあわかった。7階のレストランへ行こうか。エスカレーターを乗り継いで7階へ。ここも行列(^^;。みな考える事は一緒ってことか。
10分ほど待ってから通される。ガラス張りなので眺望がいい。晴れてればねぇ。曇空に球体展望室を持つテレビ局のビルが浮かんでいた。
ワタシと息子はカツカレー。女房はオムライス。娘はお子様ランチ。せっかくだから生ビール。カッコいいグラスで出てきたビールを飲むとなかなか旨い。やっぱりビールは日曜の昼間に飲むのがいいなぁ(^^。まあ太るだけなんだけど。
息子はペロリと平らげた。娘はおいしいのおいしくないのと言いながら好きなものだけを食べようとする。出てきたオムライスのライスがケチャップじゃなくてチャーハンだったから気に入らないようだった。またそんなゼータクを・・・(^^;。我々の世代じゃ考えられないよなぁ。
ビールを飲んだので少しゆっくりしてから3階フロアへ。ここで15時半からあのアシモのデモンストレーションが行われるという。TVでは見たけど実際に動くのは初めて見る。子供たちだけじゃなくて我々も見たかった。15時半まではまだ間があったので3階フロアの展示を見る。電子メールの仕組みを機械で説明した施設。相手先アドレスと文字を黒と白のボール16個で示し、機械の間をころころ転がしていくと相手先に届くというもの。たしかにパソコンでやり取りされるのは1と0の電気信号だ。たぶん黒を1、白を0で表しているのだろうな。4箇所ほどの中継点を経てボールは無事指定した端末まで辿りつき、カタカナの「ハ」を伝えた。1文字伝えるのにこの手間か・・・。普段何気なくメールのやり取りをしているが、実際に機械が処理するときにはデータ一つ一つをこうして正確に受け渡しているのだろう。演算速度の飛躍的な発展がストレスを下げているだけで、手間が減ったわけではないらしかった。
まもなく15時半。会場はアシモ・デモの体制に整えられる。ロープが張られ、子供席と大人観覧場所に分けられて係員の神経質なまでの指示が飛ぶ。いよいよか。
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長い前説のあと、アシモが控えていた場所から歩き出した。集まったたくさんの見物人はワタシも含めて一斉にフラッシュを当てる。
身長は120cmというから小学生くらいの背の高さ。背中にはバックパックをランドセルのように背負っている。
腰で重心をとりながら、膝の関節も柔らかく何の危なげも無く手を振って歩く。ただ立っているだけでも電力を消費しているというから、ジャイロ装置は常に作動しているのだろう。手を上げたり広げたり、上半身だけの動作でも微妙な体重変化を感じ取り、ただの棒立ちにはならずにわずかながら身体をスライドさせて安定を保とうとする。前進歩行だけでなく横歩きもうまい。階段も登るし後ずさりもする。凄い技術だと思った。
床にプリントされた白と黒で構成された二つのポイントを目印に会場を右から左まで歩いた。この白と黒というのは人間の目玉と同じ意味を持たせてあるというのは、デモンストレーションが終わってから知った。もとのドックに戻ったアシモを囲んだ見物人に向かって頭だけ向ける。人間の両目をさっきのパターンと同様に識別する技術のようだ。エンタ・ロボットとして必要な機能なのだろうな。
アシモのデモが終わり3階を見て回る。超伝導のデモをまるで百貨店の実演販売のように解説してもらった。液体窒素の温度は-183度。超伝導体をその中に入れて-163度まで温度が下がると磁場を保持するようになる。金属と反発して浮くのだが磁場を使って離れようとしない。金属で作ったレールの上をツーッと何の抵抗感も無く滑っていく。いや、正確には滑ってもいない。浮いているのだから。これはすごい発見だと思った。冷やすだけでこんな芸当が出来るのだからねぇ。現在は-163度に冷やす必要があるが、研究が進めば徐々に平温に近づけられるのでは。
3階フロアを見学しているうちに閉館時間の17時。途中ビーナスフォートの中を歩き、偽り(^^;の青空を眺めながら通り抜けた。外はもう真っ暗で、目の前では観覧車が色とりどりに輝いていた。曇空のお台場は夜の方が美しかった。
再び東京テレポート駅から電車を乗り継いで帰宅。近所の弁当屋さんへ。ワタシと息子はからあげ弁当。娘はお赤飯。女房はハンバーグ弁当。それに若狭焼鯖鮨というのがあったので買ってみた。
TVを見ながら夕食。前に撮っておいた「僕の生きる道」。
ビールを飲みながら食べた焼鯖鮨が美味かったなぁ。10103.jpg

2004-10-10 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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