運動会


朝から快晴。今日は幼稚園の運動会。
朝は7時起き。一渡りお仕事をしてから準備開始。カメラはMZ-5。久しぶりの出動。AFの合焦もシュッシュッと調子がいい。
9時少し前に出て幼稚園に向かう。すでに開門しており、場所取りの敷物が所狭しと敷いてある。ウチは校舎の下に敷く事ができた。朝早いからか、少し肌寒い。上着を羽織る。
開始時間の9時半が迫り園生が入ってきた。特殊ゴム製のトラックを挟んで向かい側が園生の待機場所。入場行進が始まり、いよいよ運動会が始まった。今まで座っていた人達がカメラを片手に一斉に行動開始。トラック正面にはDV、一眼レフカメラの砲列がズラリ(^^;。アカラサマだなぁ。こういう状況になるとワタシはどうしても一歩引いてしまう。シリアスフォトグラファーだからネ(^^;(なんちゃって)。
望遠レンズで娘にフォーカスすると、そのうしろ側に見慣れた顔。オヤジと母親だった。ファインダー上はアウトフォーカスだったが、何枚かシャッターを切った後、200mmF32と最小絞りでも撮っておいた。撮りながら、世代はこうして受け継がれていく、という言葉がアタマの中を回っていた。ワタシが園生の頃、オヤジはこのトラックを父兄参加競技として走ったことがある。
開会式が終われば早速プログラム開始。娘もかけっこ、おゆうぎと出演が続々続く。ワタシが”父兄有志”で参加する綱引き予選の集合がかかった。娘のかけっこを少し斜めの位置から見た。パーン!とピストルが鳴る。スタートからダッと駆け出した娘のペースは落ちずにそのままゴール。堂々の一着だった。
「ハイ!綱引きの方はこちらに集合してくださーい!」と先生。「うめ組はこちら、もも組はこちらです。」ウチはもも組。あとからぞろぞろ集合してきたお父さんたち。Tシャツにバンダナ姿のいかにもロックな風貌の方が先生に「私はたんぽぽですが」と言っている姿がなかなか味があって良かった(^^)。他にひまわり、ばら組、すみれ組がある。
有志といっても事前に子供たちがくじを引いてそれに当たった人が出る仕組み。当日初顔合わせのにわかチームだが、今回はわがもも組でお一人やる気のある方が切り出した「作戦会議をしましょう!」。おおー(^^。
「いいですか。パーンと鳴った時に1!です。あと、オーエスオーエスではやられますから、1、2、1、2、とピッチを上げていきましょう」了解しました。紫色の鉢巻を締めていざ気合!こうなりゃ負けていられない。がんばっちゃおう!
10021.jpg

各クラスの担任の先生がキャプテンとして綱の先頭へ。もも組の先生は小池栄子似(失礼ですか・・・(^^;)。
第一試合はひまわり組の圧勝。次はもも組の1回戦。さっき作戦会議をした「パーン!1!」と「1、2、1、2、」のピッチを思い出す。行進しながら気もはやる。いざ開始。「パーン!」皆で掛け声がかかる「1、2、1、2!」もも組の優勢。審判のピストルが上がりかけた。その様子を見て力の入れ方が緩んだか、向こう側に引っ張られる(^^;。まずいとばかり引っ張り返す。お互いそんなことをしながら、皆綱を引きながら「いつピストルが鳴るんだぁ?」と思っていたはず(^^;。左右によたよたと揺れながらもなんとか我もも組の優勢勝ち。「パーン!」とピストルが鳴った。両者綱を離してはあはあ、と疲労困憊の様子。つつつ、疲れた・・・(^^;。
6クラスあるのでもう一試合消化され、ほんの5分の休憩で2回戦(^^;。もう戦えませんよ・・・。
よせばいいのに2回戦もピッチ戦法が功奏し、勝ってしまった。これで昼食前の決勝戦への進出が決定。相手は予選二試合をあっさりと簡単に勝った最強ひまわり組。まあ無理だろうな、というのが大方の下馬評(^^;。
さっきまでトラックの正面に居たオヤジたちが校舎の下のスペースに陣取った我々の場所を見つけてやってきた。春の花見の場所のように満席で少し縮こまりながら5人で座る。綱引きで疲れたワタシはとりあえず水筒のお茶を飲む。母親は持ってきたハウスみかんを呉れた。甘い!こういう疲れたときには甘いものがうれしいんだよねー。運動会をこうしてオヤジたちと見るのもこれが最後か・・・。
幼稚園生の運動会だからハードな競技はひとつも無い。その中でも年長組にだけあるリレーは一人トラック1周を走るだけに今日のハイライトだ。1クラスを二つに分けて4チームで競技する。皆一生懸命だが、やはり走るという最もプリミティブな競争では普段の運動傾向がはっきり出る。トラックのカーブを曲がらずに直進しそうになる子も居たりしてレースは抜きつ抜かれつの混戦状態。そんな中で赤鉢巻チームは周回遅れになり、赤のアンカーは1着チームがゴールしてからバトンを受け取った。走る走る。独り舞台だ。お約束のようだが会場からは拍手が贈られた。良かったのは引かれたゴールテープを両手を挙げて切ったこと(^^;。まるでウィニング・ランのようだった。
綱引き決勝。黄色い鉢巻のひまわり組との対決。大きな体格の人が多く、いかにも強そう・・・。それでもせっかく決勝まで来たんだから、とさっきの打ち合わせをもう一度反芻して戦いに挑む。勝てる、と思わなければそれは最初から負けている。戦う以上は勝つつもりで。行進をして綱の横に整列し、いざ綱を掴んだ瞬間、行けるんじゃないか?という気持ちになっていた。
10022.jpg

「パーン!」と開始。
スタートダッシュの「1!」はうまくいった。こちら側に綱が引かれた気がした。その後、ピッチの「1、2、」に移行しようとしたその時、ズルっと手の皮が上滑りした。体重を乗せて綱を掴んだその手が、まるですべったと思えるほど強烈な引きつけを食らってしまった。そのままズルズルと持っていかれた。こりゃだめだ。皆がそう思ったに違いない。「パーン!」と鳴った。完敗だった。
2回戦。戦うまでも無かった。1回目の負け方を挽回できるほどの精神力はにわかチームにはない。あっさりと負けた。予選2回、決勝2回戦って負けるという一番つまんないパターンか・・・(^^;。参加賞を受け取った両手の平が痛い。中指の付け根にマメが出来ていた。イテテ。
昼飯。オヤジたちは店を開けに帰った。娘が戻ってくる。「かけっこ3ばんだった」と悔しそう。それはリレーでしょ?かけっこじゃ1番だったじゃないの。ちゃんと見てたぞー(^^)。よくがんばったね。
お赤飯のおにぎりにとりのからあげ。ウィンナーのチーズはさみなど。会場に敷き詰められた敷物の人口密度はこの時間が一番高くなる。楽しいお弁当。幼稚園では最後。
午後は子供たちの競技はない。親子ダンスだけだ。昼食後に激しい競技をしないというのは賢明だと思う。母の会フォークダンスの後、親子ダンスがあり、最後に父兄有志による地区別リレーで締め。この競技には息子のときにワタシも借り出された覚えがある。今回は希望者が最初から定員に達したようでワタシはお役ご免で助かった。ただでさえ4回分の綱引きで全身がかったるくなっているからねぇ・・・(^^;。
閉会式。園生の言葉。長いせりふを何も見ずに、間違いなく、よどみなく、唱し終えた。いつもすごいなぁ、と思う瞬間だ。普段よりもちょっと無理をしてみる経験は人間の幅を確実に広げる。こういう機会を重視する保育方針をワタシは支持したい。この幼稚園にワタシも30年前に通ったのだ。
閉会式が終わってから敷物を畳んで息子と二人で一足先に店に戻った。大市の荷物を回収してこなければならない。水を飲んでから出かけた。手足、腹筋、腕や指も自由に動かない(^^;。日ごろの運動不足。カーゴに乗っかった重い本をクルマに移すとき、我身体の情けなさを呪った。こ・ん・な・に・動かないものか・・・!
オヤジの粋な計らいで明日はお休み。天気も悪いようだし、1日ゆっくり休もうかな。お疲れ様。
10023.jpg

2004-10-02 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

関連記事