家族旅行初日


朝は7時前に目が覚める。
朝からいい天気。今日から1泊の予定で家族旅行。予約は5月の終りには済ませていた。安近の典型、というか、普通そんなところへわざわざ行くの?と言われそうな場所(^^;。
極簡単な朝食を済ませて8時過ぎに出発。さすがに旅行は年に一度だから皆楽しみにしている(^^)。通勤のために駅まで急いでいる方々にすれ違う場違いな4人組(^^;。
東京方面は通勤ラッシュの時間帯。丸子橋を渡るのに普段の10倍時間がかかる。その後も中原街道は南千束まで渋滞しているという表示があったので、環八を羽田方面にクルマを走らせる。それなりに混んでいたが、信号以外でクルマが停車することはなかった。羽田入口から首都高。湾岸線を快調に走りぬけ、途中幕張で休憩を入れる。朝が早くて朝飯をろくに食べていなかったから売店でサンドイッチを買う。こういうときに食べるものは何でもウマイね(^^)。
その後もETCで東関東道を快走。成田で降り、ナビの導くまま道を走る。とにかく初めて来る場所はナビどおり走るしかない。途中、高速から今日宿泊するホテルが見えた。
ナビの通りに走ると検問に引っかかる。これは大きなゲートだったので通常行われているものらしい。係員のお姉さんが聞いた。「ご出発ですかぁ?」いえ、成田ゆめ牧場へ行くんですけど・・・。「ああ↓(--;、それならここをすぐ右折して一般道へ出てください。」わからないとはいえ、空港入り口方面へ入ろうとしていたらしい。時期的なものかもしれないが、警備はかなり厳重だ。一般道へ出る道も大きな鉄の門をいちいち開閉して人の出入りを完璧に捕捉しようとしていた。ものものしい。”こーゆーやつらいなくならないよねー”という表情のお姉さん。印象に残ってしまった(^^;。
一般道へ出てクルマで走る走る。なんとなく遠くへ来たような気分だが、どこかで見たような風景でもある。そう。女房のご両親の隠居所の周りの道がちょうどこんな感じなのだ。そういえばここからあそこまではクルマなら1時間。似ているのも道理か。途中は特に何があるわけでもない。コンビニが点在している以外は延々と田舎道が続いた。
とうもろこしと落花生畑を抜けて走る事20分。最初の目的地、成田ゆめ牧場へ到着。広大な駐車場に停まっているクルマは10台強(^^;。外へでると灼熱の太陽が地面をジリジリと照らしていた。
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駐車場のクルマが少なかったのである程度予想はしていたが、中に入るとほとんど誰も居なかった(^^;。
「なんかちょっとさびしいねー」と女房。Dランドでの行列はキライだけど、あんまりにもすぐ乗れてしまうと逆に楽しさが減ってしまうような気持ちに似ているだろうか。入った時間が早いからじゃないの?とワタシ。入場ゲートからしばらくレストランや売店が軒並み続く場所を過ぎても人が全然見当たらず。
炎天下ながらも木陰は風が吹き抜ける。東京ならば風もぬるくて暑さ倍増となるような状況だが、ここでは涼しく感じられる。うーむ、これって昔の夏の感じじゃなかろうか。確かに日中は暑かったけど、風があれば今日のように涼しく過ごせたような覚えがある。木陰の椅子に座り、子供たちがグラスそりに遊ぶ様子を見守る。
炎天下。日向は暑い。動物たちもやる気なさそうに木陰で休んでいる。娘の「えさやりたーい」というたっての頼みで、コップ1杯100円というちょいとお徳なヤギのえさを買った。干草を四角くブロック状に固めたもの。その様子を見て取った柵のすぐ脇に居たヤギがすかさず食いつかんばかりのイキオイで寄ってきた。思わず娘は後ずさり(^^;。「こわいよー」。「大丈夫だからあげてごらん」と女房。息子も手の上に乗せてあげている。その様子を見て木陰で休んでいたやる気のなさそうなヤギも”メー”と一声イナナイて全速力で駆け込んできた。
娘はたまらず「おとーさんやって!」とコップをワタシに手渡す。コップにはブロックが崩れて粉状になった干草しかなかった。まるでお茶っぱを手に乗せて差し出すと、さっきまでのやる気なさはどこへやらのヤギたちは鼻息も荒く我先の行動に出る。そんなにやる気だされてもえさがないよ・・・(^^;。
手を洗ってひまわり迷路へ。まだ六分咲きといったひまわりだったが、一面に植えられたひまわりで迷路が作られていて、4箇所に設置されたスタンプを押して戻ってくるというもの。迷路はどーでもよかったが、ひまわりの群生はいい。4人でひまわり畑の散策開始となる。
夏の一番暑い時期、大きな葉を広げて頭に黄色い花を頂くひまわりは夏の植物の代表だ。荒木陽子さんの「東京日和」に「ひまわりのぬくもり」という一文があったことを思い出した。病気で意気消沈していた陽子さんを励ましたのはまるで夏のひまわりのような荒木さんの快活さだったのだ。
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子供たちは我先にチェックポイントまで走り抜ける。
ワタシと女房は世間話をしながらひまわりを眺めてゆっくりと歩く。確かにひまわりにはエネルギーを感じる。それがこれだけたくさん咲いて太陽を向いているのだから、見ていて元気が出ないわけがない。
ひまわり前で記念写真を1枚取り、そのあとは息子のたっての希望で釣り堀へ向かう。娘に釣りは無理なので、女房がポニー乗馬へ連れて行った。
釣堀には誰も居なかった。つりえさ一皿800円。2人分買って日陰に陣取った。最初はなかなか反応がなかったが、何度も日陰と日向の境界あたりにえさを落としこんでいるうちに入れ食い状態になった。渡されたバケツに釣れたコイが入りきらない(^^;。うれしい悲鳴。息子も自分なりに工夫をしてワタシの力を全く借りずに大きめの2匹を釣り上げる。ワタシの釣果は8匹。満足して釣堀をあとにする。
お腹が減ったので昼飯。焼きたてパンのサンドイッチとここで絞られた牛乳。低温殺菌処理のノンホモ牛乳だったのでうまさ格別。200ml150円は「安いよね」と女房。確かにそう思った。サンドイッチもうまかった。
すこし軽めの昼飯後はアイスクリームショップでミルク、クリームチーズ、モカのアイスクリームとヨーグルトを買って食べる。よく攪拌されたと思われるアイスはなめらかで味がはっきりしており激ウマ(^^)。あっという間に三つを食べきった。ヨーグルトも寒天などで固めていない混ぜ物なしの純粋品だったため、昔懐かしいスッパ味が味わえた。やっぱり牧場で食べる乳製品は何を食べてもウマイんだねぇ・・・。
さすがにのどが渇き、自販機で200円の500mlペット茶を買う。奪い合い(^^;。あっという間に空っぽ。
あまりたいした事ないアスレチック施設を楽しんでから出口をくぐった。少し雲が出て午前中よりもすごしやすくなっていた。
今日泊まるホテルへ移動。いかにも千葉な田園風景の向こう側にジャンボジェットが横切る超現実的な風景。泊まるのは航空会社経営のホテル。繁忙期前の特別料金らしい。ツインをコネクトして4人部屋にしてもらう。子供たちはゼータクにもこういうホテルに泊まるのが好きらしく、牧場にいるころから「早くホテルにいこーよー」と急かしていた(^^;。
駐車場に停めてチェックイン。8階の客室に到着すると窓からは成田空港にいざ着陸寸前というジャンボが大きく見えた。
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部屋へ入るなり、「プールへ行こうよー!」と息子の強力プッシュ(^^;。
学校のプールはそれほど好きではないようだが、こういう場所でのプールは大好きらしかった。さすが航空会社のホテルだけあって、プールはジムなどが併設されているヘルスクラブの一部になっていて、案内を見る限り大人は一人2100円もかかる。ウチは宿泊プランに含まれるため無料。
受付には”会員制”の文字。施設はロッカー有、個室シャワー有と充実していた。ドーム型の温室のようなガラス屋根からは西に傾いた太陽が覗く。
他に泳いでいるのは一組だけ。ほぼ貸しきり状態で泳ぎ始める。女房は高校以来プールに入るのは22年ぶり。少しはしゃいでいた。一人1本タオルが出て、プールサイドには冷たく冷やされた飲料水が飲み放題になっている。勿論プールサイドには寝っ転がれるいすも用意されていた。さすが会員制(^^)。
しばらく泳いで腕が痛くなってきた頃に上がる。そろそろ夕食の時間が迫っていた。
17階の展望レストラン、1階のカフェレストランのバイキング、特設ビヤガーデンでのバーベキュー+飲み放題、のいずれかを選ぶ事ができた。ビヤガーデンに行く事にした。
夕闇が迫ってくる頃、用意された取り放題のいろいろな食材を炭火で焼く。生ビールは専用のサーバーが設置されており、早速ジョッキをセットしてスイッチを入れると、金属の管がスッと下りてきてゆっくりとビールを注いて泡の量をうまく調節する。最後にあふれるくらい泡を出して一丁上がり。自動でこれだけの仕事をする様子にちょっと感動。思わず”おーっ!”と一人唸ってしまった。
豚トロ、骨付きウィンナー、焼きたらば、カルビスライス、帆立貝、合鴨つくね串などを焼きながら、目の前に飛来する着陸寸前のジャンボを眺めた。ビールがウマイ。あっという間に3杯飲みきってしまった(^^;。西の空には弓なりの月と木星が輝く。
風もからりとして思ったほど暑くなかった。ひぐらしの鳴き声を聞きながら夕涼みを楽しんだ。女房も機嫌よく酔っ払い、子供たちとしゃべっている。デザートまで10種類以上用意されていて、女房は子供たちととっかえひっかえ取りにいっていた。
「ああ、楽しいなー、幸せだなー」と女房。そのあと部屋に戻って娘と風呂に入ったら一気に酔いが回ったらしく、あとはトイレにこもりっきり・・・(^^;。
お酒はほどほどに・・・ネ。
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2004-07-21 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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