1日店


昨日は弟夫婦が来たし、そのあと荷物の片付けをしていたので出掛けなかった。

代わりに中途半端に見ていた「ギャング・オブ・ニューヨーク」の続きを見た。マーティン・スコセッシ監督。硬派な映画だったなぁ。DDルイスすごい。
19世紀のニューヨーク。まだ無秩序だった街が唯一の秩序たる”暴力”によって徐々に秩序立っていく様を描いている。ギャングの抗争。より強い者が君臨し、人々を秩序立てる。男っぽい抗争の末に街の頂点に立つ者。しかし、最後には国家権力による暴力によって排除され、その結果街は近代化していく。
普段日本で暮らしているとあまり意識することはないが、現代社会もある種の暴力によって秩序が保たれている。国外に向かっては軍隊。内に向かっては警察だ。この映画によれば、19世紀当時のニューヨークは大量の移民が入ってきたり、南北戦争があったりして秩序どころの騒ぎではなかったらしい。

それにしても、こういう映画を見ると”古き良き時代”という言葉が決まって浮かんでくる。近代化することが良いことで”進化した姿”と本当に言えるのだろうか?という気持ちになる。
当時も貧富の差はあった。現在もある。逆に当時あった血のたぎるような気持ちを現代の人は持っているのだろうか・・・。人間の本能としての暴力性はなくならない。それは新聞で報道されているように、各地で頻発する武力衝突の記事を読めばわかることだ。暴力性は人間なら誰もが持っている性質だ。社会秩序として正当化された暴力が存在する一方で、その社会秩序のために暴力性を抑圧している。これは矛盾だ。どうしても歪む。

先般、大国が「将来武力攻撃を仕掛けてくる可能性のある国に先制攻撃する」という理由である国に攻め入った。ワタシにはこれこそ人間の持つ矛盾の発露ではないかと思える。
ならどうすればいいのか、なんて答えを持っているわけじゃない。この映画を見て浮かんできた感想を言ったまで。

オヤジたちは今日休みを取って出掛けた。
今日は月曜日。ワタシは相次ぐご入金に対応し、荷造り作業に没頭。女房は店番の傍ら、いよいよ明日に迫った工事に備え最後の備品整理に忙しい。子供たちは相変わらず(^^;。息子は棚の本やら紙を片付けられ「本が読めない」「絵が描けない」と文句たらたら。娘はキャッキャ言いながら女房の周りにまとわり付く。邪魔しないでヨ(^^;。

そう、工事はいよいよ明日だ。

2003-10-28 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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