常識


金曜日にやっているドラマのことを先週書いた。

そのことである方からメールを頂いた。書評サイトで医療関係に従事していらっしゃる方には評判が悪い、ということについてだった。こういうことは反響の大きい職場ドラマにはよくあることで、どうしても作中の主人公に対立する立場に立たされてしまうためそういう心理になるらしい。なるほど一理ある。

先ほどラジオで今回国有化された銀行のことについて、金融の専門家を呼んで話を聞いていた。聞き手が銀行の非常識ぶり(悪くなるまで情報を開示しない。経営が行き詰まっているのに給与は高いままにしていた。)を突っ込む。対して金融専門家は顧客が連鎖的につぶれる影響や、日本がこんな景気では誰が何をやってもうまくいきませんよ、とあくまでも銀行をかばう。金融が儲からない日本にしてしまった政府が悪いとでも言いたげだった。

聞いている限り、聞き手は我々に近い立場から話をしていた。一昨日読んだ漫画の構造に似ているような気がした。

その世界その世界で常識がある。漫画の舞台になった場所にはその中で出来上がった常識があった。今日ラジオで聞いた金融の世界にも一般人の考えられない常識があるようだ。

常識って何だろう。

人が10人居て、そのうち9人が黒と言ったら黒が常識になる。ならばあと一人が白と言ったらそれは非常識になるのか。
100人ならばどうか。場所を変えてみたらどうか。男女の比率は?白と言いそうな人を意図的に集めたら?その逆は?

ラジオの金融専門家は聞き手の突っ込みが緩まないため、途中から少し居心地悪そうに”銀行をかばっているわけではないのですけど”と前置きしながら話していたが、内容は終始一貫して銀行側の常識を聞き手に突っぱねた。どうして我々の常識が通用しないのか、と言いたげだった。
番組は専門家が帰ってからリスナーからのメールを紹介して終わったが、一つとして銀行の常識をかばう意見は無かった。この場合どちらの意見が”常識”の座に座れるのだろうか。

ウチが住宅ローンを借りている銀行から葉書が一通。シールを剥がして中を見ると、ローン金利上昇の知らせだった。それを見た金融機関勤務経験のあるウチの母親は激怒。「預金金利は上がってないのよ!ウチが預けている普通預金を全部下ろしてやるわ」と随分オカンムリだ。この場合どれが常識?

やはり銀行には”世間の常識”は通用しないのか?(^^;。

2003-05-26 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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