検品


幸いにして帰りの道中はすいていた。

それでも店に帰着は12時を過ぎてしまった。昼のニュースを見ていると先ほどの参考人招致での質疑のことが報道されていた。が、前G務大臣が首相批判をしたことに大きく時間が割かれ、S議員の話はほんの少ししか出てこない。本当の問題はS議員を国会議員に選んでしまう日本の体質なのにねぇ。

店に荷物を入れていると、女房が娘と帰ってきた。どうしたのか聞いたら「熱が出た」と一言。病院の帰りらしい。熱は娘ではなく、女房だった。ガーン。親たちは休みで女房が店番できず、これで後の仕事は店番しながら落札品の検品だけとなってしまった。

今回もカメラ関係書と哲学関係書、あと変わったところで山高登氏の木版画を落札。この方の風景を題材にした版画は好きだ。店にかかっているカレンダーもこの人のもの。文学書も肉筆原稿も入札したけど、今回はご縁がなかったようだ(^^;。

店を開け、女房が高熱を出しながらも買って来てくれたパンを食べて検品作業開始。大市もまた通常市と同じように事故返品が出来る。事故とは先週も書いたが、蔵印や線引き、落丁など、本を開けて中を見なければ判別できない欠点が見つかること。検品作業を怠ると後でイタイ目を見ることになるが、最初から織り込み済みの値段しか入れないという人も居るとか居ないとか。

クラシックカメラ専科の口。棚に入っているときには気が付かなかったけど、改めて見ると本に何か挟まっている。(^^;。やばい。これはかなりの確率で書き込みがあるぞ。そう思いながらページを繰るとやはりありました。立派な書き込みです(^^;。ほかの6冊にもライカのページにだけ付箋が挟まれ、その部分だけがマーカーで彩られている。ハイ。返品決定です(^^;。

発売された当初はたかが1500円の雑誌でも、30年経てば立派な資料として機能する可能性だってあるのです。少なくともワタシは資料だと思ってこの品物に入札してました。しかし、検品してみれば線引き有りの事故品(^^;。このやるせない想い。線引きした人にぶつけるのは筋違いなのでありましょうか。

こういった事故の場合、お互い様ということで返品の為に組合へ輸送するのは買主の責任となっている。明日重い荷物を背負って再び竹橋へ向かわなければならない。

線引き本に当たった時に蒙る数々の面倒。どうか古本屋の想いをお察し下さい。

2002-02-20 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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