特選市


金曜、明古。

今日も経営員が二人欠席。身体をこわした者と諸事情によりやむを得ずの者。毎週明古は面白いから早く身体を治してなっ。

さて、朝から閑散とした雰囲気だったが、それも10時まで。続々と入荷ラッシュが始まった。先週に続きまたしてもカーゴ一台分戦前詩集の口が入る。これまた粒揃い。こういう名品が何の予告もなくパッと出てくるのが明古のすごいところだ。「マヴォ」が2冊。「幻(マヴォロシ)からマヴォって名付けられたんだよ」なんて声がどこからともなく・・・。とにかくそれくらい珍しい雑誌だ。いったいどれくらいの値段になるのだろうか。当然のようにマヴォは最終赤毛氈に座った。

出品点数は900点弱。でも本口がたくさん立ち上がるわけでもなく、地方荷の黒っぽい本がそこかしこにちりばめられていて、これぞ明古の特選市という雰囲気。優品は好事家を引き寄せる。12時をすぎて会場には入札に来る人が溢れんばかりだ。そんな雰囲気に酔ったか、ワタシの入札する札もうわずりがち(^^;。

開札開始。横尾忠則の色紙を落札。ほかにも棟方志功の署名本や限定版の本をいくつか。いずれも署名入り。やはり署名本はポテンシャルが高いような気がするから。さて、最終台が近づいてきた。

先週の「蒼ざめた童貞狂」もすごかったが、この「マヴォ」はそのさらに上を行く。表紙からして題字の方向と発行者の文字方向が逆になっていて、扉頁の題字も逆。しかし写真は正方向だが、写っている人間が逆立ちしているという、なんともすごい感覚(^^;。表紙に糸で繋がったハートマークの紙片がぶら下がっていたり、赤い紙で糊付けされた髪の毛(のような数本の毛の束)が覗いていたり、途中頁が新聞を切り抜いて綴じられているところあり、とおおよそ普通の感覚で作られた雑誌ではない。
奇を衒ったというよりも、時代の混沌とした雰囲気をどうやったら表現できるのか、もがいているように感じられた。

しかし惜しいかな、出品者との折り合いが付かず、今回「マヴォ」には価格は付かなかった。次はどんな場面で出現するのだろうか。

市会終了後、2月中旬に予定されている中央市会大市会のシフトを決定。ワタシは開札日に出席する事に。
後、近所の中華で食事会。出席6名。一時は11人もいた経営員なのに、なんだか随分こじんまりしてしまったなぁ。

いやいや、心配ご無用。近々一人経営員が新加入する予定也。

2002-01-26 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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