明古勉強会


久しぶりに寒い日の明古。

朝、竹橋駅の出口を出ると寒さでブルッと震えた。

地方荷が20箱送られてきた以外は入荷もなく、少ない立ち上がりだった。今日は経営員のYくんが風邪でお休み。インフルエンザが流行しているらしいので気をつけたい。
9時少し前にカーゴ4台分の荷物が入荷。大ぶりの揃い物中心。しかし質が良く、状態も良い。9時からのお茶のあと、その荷物の仕分けにかかる。

今日はこれくらいかな?と思いかけたとき、カーゴ一台分の要仕分荷が舞い込んだ。箱を開けてビックリ。昭和初年の詩集の口だった。これはスゴイ。このあいだ読んだ石神井書林さんの日記の中で登場した詩集のオリジナルがここにある。瀟洒な装丁の本から、詩人の想いをありったけぶちまけたような本まで様々。仕分けする会員さんの顔もほころぶ。赤毛氈に載せる本がこうして揃った。

それでも荷物は少ない。開札が始まるとあっという間に前半が終わってしまった。後半の1点もの中心のセクションに移ってからは、札の多さから詩集一口の人気ぶりがわかった。
赤毛氈に乗った「詩集蒼ざめた童貞狂」。活字の組み方のものすごさ。詩の中に詩人の頭の中を駆け巡っている情景が”右に倒れたり””左に傾いだりした”勢いのある活字の並べ方で著されていた。まさに「”活”きた”字”」としての面目躍如たる活字本。納得の高値。この勢いを復刻版では到底表現できまい。現代人がとても到達できない極致にこの本は存在する。

15時半に市会は終了。16時半から明古公開講座が秦川堂書店永森譲氏を講師にお迎えして開講。「絵葉書にみる近代世相史」と題して、明治33年に私製葉書が解禁されてから花開いた絵葉書の世界についての解説をしていただいた。
エンボス処理によって豪華に装飾されたデザイン絵葉書から、都市の名所をコロタイプ写真で紹介したものなどまで。記念絵葉書として売り出されたものを買い求める人で大行列ができるほど、TVのない当時の絵葉書はビジュアル系情報を流布させる格好の方法だったようだ。

講義終了後、会場を元に戻し、近くの店で懇親会。
21時頃にお開きとなり、TさんとOさん、Rくんとワタシの4人は小川町ジョナでKさんと待ち合わせ。いつものように終電まで。

帰宅後、ご注文のメールにお返事。金曜のメールには深夜のタイムスタンプ(^^;。

そーいや、現代は絵葉書からeメールへ移行してしまったなぁ。

2002-01-19 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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