明古通信


ある方から昨日明古通信のコピーを頂いた。

最近の号ではない。今から14年前、まだ昭和が終わっていない頃の明治古典会通信だ。この中では現在ご活躍の方々が新会員として文章を寄せられていたり、大市会などで憧れの品物を”買った””やられた”という本をめぐる生き生きした情景を窺い知ることが出来る。

その中で一文、明治古典会草創期からご参加の木内書店さんの書かれた「他意はないけど、云いたいこと」という文章が目に止まった。
「そうねェ、気にいらないこと、云いたいことねェ、まァあるにはあるけどねェ・・・。」という書き出しで始まるこの文章。市場での気になっている風景に歯に衣着せぬ勢いで言及される。

「たとえば市場の最中、いつまでも品物をこねくりまわして見てるヒト、慣れてないっていうか、判断がにぶいっていうか、時間ばかりかけててジャマだねェ。プロなんだからツボを押さえて、どんどん先に進んでくれなくっちゃねェ。それから落荷をやたらいじくりまわしてるヒト、落ちたが最後買ったほうの持ちものなんだし、誰だって見られたくない札もあるし、勉強のためってんなら、拝見させてくださいぐらいのあいさつがあって然るべくで、ましてやポケット片手にヒョイヒョイひっくり返してるもん見ると、マナー以前の問題だねェ。」

ここまでで冷や汗をかかれる方も多いはず(^^;。無論、運営側へも”口撃”の手は緩めない。

「会の方にだって、考えなきゃならないこと多いよねェ。もっとキチンと荷を切るとか、陳列後の点検をサぼらないとか、見るのに手間取りそうなのは、あとのほうに置くとかね。たてこんだ日の並べかただって、平台の三列のうちの真ン中は、途中で向き変えて、人の流れを早めるとかね。工夫しなくっちゃねェ。それには1年任期じゃなくて、2年ぐらいでジックリやれるといいんだけどねェ。」

ハイ。その通りです(^^;。キチンと荷を切るよう、陳列を見易いよう、工夫していきたいと思いますデス。

そして最後にこの文章が来る。
「とにかく商売ってのは、終りがない、卒業ってのがない。(中略)若いうちからドンドン中央に出てこなきゃ。出てきて真剣勝負の場でモマれなくちゃダメなんだヨ。損して、痛い目にあって、セッサタクマしないってえと進歩がない。その結果仲間ができる、ほんとの意味での友達ってのがね。」

ワタシは日々真剣勝負しているだろうか。耳の痛いことだ。

2002-01-12 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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