10万冊の囲碁の本


昨日の明古開催中に店から電話があった。
「明日は大口の仕入れが入ったよ。何でも囲碁と随筆の本が10万冊もあるんだって。」なにぃ?10万冊?10万冊ってどれくらいあるかわかっているのかねぇ。数字がひじょーに怪しい(^^;。
しかし、そのときにはそれどころではない。経営員が2人も足りない体制で明古が市会を開いている最中である。はいはい。明日ね。と生返事をして電話を切った。

市場が終わって帰る頃、そういえば明日は10万冊だとかいってたな・・・、と漸くそのことを思い出した。明日は激務になりそうだな、と思いながらご注文のメールに返事を書いて寝た。(午前2時)

今日朝、一度古書会館へいって荷物を取りにいってからすぐにオヤジと二人で出発。クルマを走らせる間に今日の段取りを話しあう。で、到着。囲碁教室を経営しているというが、見てみると普通のお宅である。この中に10万冊も囲碁の本が詰まっているのだろうか?はなはだ疑問に感じる。中に入ってみると、タバコのヤニくささが染み付いている。しかし10万冊を予感させるような本の山は見られない。がらんとした部屋があるだけだ。

ご挨拶してみると、70歳前という男性の方。さて、早速本を見せていただきたいと言うと、「まずはこれを見てください」と一冊の冊子を手渡された。この人が書いた本だそうで、ワープロで打たれて安く上げたような印刷物だった。イヤな予感がした。「あと他には何処にあるのですか?」とたずねると、「これが買っていただきたい本で、10万冊あるんです」と言った。

・・・・絶句、も、している暇さえない。「囲碁のこととそれにまつわるエピソードを随筆風に書いている部分もあります」などと言われたが、その後話すことは何もないと思い「うちでは買えません」とだけ言い残し、すぐにその場を後にした。

電話での会話は大事だなぁ、と(^^;。教訓。

2000-11-25 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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