お盆


お盆の最中である。
外を子供神輿が通過し、山車が続く。各町会には神酒所が出来、年に一度の祭りで街はざわめいている。
かわりに店はさっぱりだ。

ワタシの子供の頃の写真に山車を引いているものがある。写真好きのオヤジがペンタックスで撮ってくれたものだが、写っているワタシはうれしそうな顔をしていない。あまりそういったお祭りなどとは距離を置きたい性格だったらしい。残念なことにそれは今も変わっていない。
毎年神輿を担ぐことをやめられないお祭り好きがいなくならないように、お祭りと縁遠いワタシのような人間もいなくならない。

息子と娘は女房の実家へと行っている。近くで祭りをするような場所ではないため、年に一度の祭りとは縁遠い場所でこの期間を過ごすことになる。ワタシの祭りと縁遠い性格はこうして遺伝されていくらしい。少し気の毒な気もする。
商店街という共同体に所属しているにもかかわらず、ただでさえ”地元に密着していない商売”を続けているうちである。お祭りに参加するに越したことはないのだが・・・。
子供には将来どうかお祭り好き人間になって、近所の人とも親しくし、お盆の間くらい”はじけられるような人”になって欲しい、と思うのは親のエゴなのだろうなぁ。
親は自分の得意だったことを子供に伝えようとし、また、出来なかったことを”出来るように”と期待するワガママな存在だ。

店の前を通過していく神輿担ぎたちの威勢のいい声を聞きながら、ふと思ったこと。

2000-08-14 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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