仕入れの結果


水曜日に買ってきた本のうち、どうにも店でさばけそうに無い品物をより分けた。店でさばけない、というのは、全然駄目な本という意味ではない。ひとことで言えば「うち向きではない本」カッコよく言えば「専門外の本」トホホで言えば「市場に出した方が高くなる本」なのである。

店に全集を置いても普通は売れていかない。きっと、お客様は良い本だとわかっていても、お値段が張る、場所が無い、などの理由で買うことが出来ないのだと思う。しかし、出版業界の隆盛を一時担ったのが、この「全集」という分野なのだ。

ショーペンハウアー全集揃、小林秀雄全集揃や、梶井基次郎全集、福永武彦全集のバラを昨日の明治古典会に出品した。すると、やはり自分の店ではなかなか買い手がつかないであろう本が、あっという間に値段がついて売れていくのである。それもうちの売値よりも高く・・・。

市場に出品するには、用意をして車に載せて市場まで品物を運ばなければならない。しかし、その手間さえ厭わなければ、思った以上の結果を生んでくれる。活用しない手はない。

2000-08-12 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

関連記事