七夕大市以来の雨。普段なら嫌な雨だが、連日の炎天下を経験してしまうと恵みの雨と思う。

市場というところは、本を買いに行くためだけに存在するのではない。誰かが出品したものを買える、ということは、自分も本を出品することができるのだ。自分の店で売れない本だけれども、値段が高いことはわかっている、そんな場合には市場を利用し、それを主力にしている方に受け渡すのがスジである。全国で古本屋さんは約2,700店。その人たちが一堂に会することはまずないが、大きな共同体のような組織を形成している。それが全古書連であり、「日本の古本屋」というwebページもある。

古本屋にも色々ある。それは本が色々あることに起因する。なんでも店に置きます、扱います、という古書店はほとんどなく(個人商店並みの小規模な店が多い)、店主の見識と趣味嗜好によってその品揃えは決定される。店に置ききれない本は倉庫に落ち着くか、捨て値で売られてしまうか、市場に出品されるわけだ。
同じ古本屋でも営業形態はさまざまであるが、その業者たちの背後に決まって登場するのが”市場”なのである。

今日は資料会。ウチも何点か出品した。結果、全点売れてくれた。んー、ありがたい(^^)。他の本屋さんでは売り物になるのだ。交換会の威力を感じられる。本は流通させましょう。

本は不思議である。自分には用済みでも、その本を必要としている人にとって輝いて見えることがあるのだ。本を”輝かせる”ことが古本屋の仕事というのは決して言い過ぎではないだろう。

2000-07-26 | Posted in 甘露日記Comments Closed 

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